昨夜、芸術科音楽専攻演奏会に出掛けた。
専攻とはいえ、その技術の確かさには驚かされる。
特に終盤の三人の演奏は圧倒的であった。
「フルートのためのコンチェルティーノ ニ長調 作品107」 シャミナーデ
シャミナーデ(ド)は1857年生まれの女性ピアノ奏者・作曲家で、18歳でピアニストデビュー、演奏活動を行いながら、350曲以上の作品を残したという。
フルート奏者Tさんは小柄な身体に似合わず、全身を使って演奏していた。
華奢な身体からは想像できないパワーであった。
「コンクールのソロ」 ラボー
1873年生まれのラボー、作曲だけでなく指揮者としても活躍。
解説書によると、ラボーの口癖は「モダニズムは敵だ。」なのだそうだ。
クラリネットのIさん。
六分以上の曲を堂々と吹ききる。
演奏者の技量が問われるという難曲なのだそうだ。
会場内に響き渡るクラリネットの音。
すごいファイティングスピリットだね。
「バイオリン協奏曲第1番 ニ長調」 パガニーニ
なんてったって、パガニーニですぜ。
「悪魔に魂を売ったバイオリニスト」とまで呼ばれていたという。
いわゆる「超絶技巧」の持ち主パガニーニの曲を、あっさり聴かせてしまうのだから、A君のポテンシャルというのは凄いと思う。
本当は演奏してくれた三年生全員の感想を書いてみたかったのだが、ごめんなさい。
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