「日本の出番」という番組で「日本の鍋料理」について取り上げていた。
「鍋料理」は、フランス料理などと比較すると、その特徴は、「時間的なメインが発生しないこと」であるという。
フランス料理では、必ず「本日のメイン」なるものが登場する。
そして、そのメインは厳然たる登場位置を保っており、いきなりメイン料理が登場することはあり得ない。
しかしながら、日本の鍋料理を考えると、最初からすべての食材が入っており、それを食す人は、食材のどれから手をつけようとかまわない。
自分の好きなものに、箸を出せばよいのである。
メインの食材はあったとしても、フランス料理のように、もったいをつけて登場することはないのである。
番組ではこれを、日本の平等精神によるものだという。
「寄せ鍋」にしろ「もつ鍋」にしろ、確かにメイン食材はあるが、何を食べるかは個人の自由であり、食材に貴賤はないのである。
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