2014年12月28日日曜日

in n out

札幌のジャズ喫茶で、マッコイ・タイナーのリーチング・フォース」というアルバムをリクエストしたことを一昨日のブログで書いたのだが、アルバム終了後(たぶん気を利かして)マスターがかけてくれたレコードが、マッコイ・タイナー繋がりの右のジャケット「in n out(イン・ン・アウト)」であった。

それにしても、ブルーノートのレコードジャケットは、どうしてこんなに魅力的なのだろう。リード・マイルス&フランシス・ウォルフのジャケットデザインである。
「in n out」の意味がよくわからないのであるが、アメリカのハンバーガー屋さんの名称がこれで、ハンバーガー屋では「イネアウト」と読むらしい。
また、「in n out レコード」というレコード会社もあるので、こっちかと思ったが、このレコード会社の設立の年を考えると、どうもこれは違う。
やはり、ハンバーガー屋さんでしょうかね。

さて、このレコード。
演奏の方はというと、リーダーがジョー・ヘンダーソン。
そこにケニー・ドーハムがホーンで加わるのであるが、リズムセクションはマッコイ・タイナーにエルビン・ジョーンズ、さらにリチャード・デービスと言うから、これはもうコルトレーンのリズムセクションである。

レコードレビューでは、スコット・ヤノウが「ヘンダーソンには、常にはまったバップの作品を複雑に響かせ、また、最も複雑に入り組んでいる形式の無い即興演奏を、さも論理的な演奏であるかのように聴かせるという能力があった。」と、何だか面白いコメントをしている。






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