2014年10月9日木曜日

「ずんぶり浸る一日のをはり」

「ずんぶり浸る一日のをはり」

五日に終了予定だった「ずんぶり浸る」展であったが、搬出時に雨が降ってきてしまったため、七日まで延長してしまった。
記念館の皆様、ご迷惑をおかけいたしました。

さて、九月六日より、約一月(ひとつき)に渡る展覧会であったが、延べ二百人以上の来場者があり、七日に無事終了することができた。
すべての人に、感謝、感謝である。

山頭火の「ずんぶり」の句は、昭和五年十一月十一日に九州の湯布院町、湯平温泉で作られた句である。
ここでは、十句詠まれている。
二番目に「しぐるるや人の情けに涙ぐむ」
四番目に「ずんぶり浸る一日のをはり」
十番目が「ひとりあたたまってひとりねる」とあり、これで句を締めくくっている。

何れの句もほっとするアタタカイ句である。
われわれのパフォーマンスも、展覧会に携わっていただいた、すべての人のアタタカイ心によって、無事終了できたような気がする。
合掌。



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