2014年2月28日金曜日

「雪が解ける」

昨日の「雪どけ」の続き。

「解ける」と「溶ける」の違いであるが、
新聞やテレビ放送のスタンダードで考えると、
「解ける」の方は、「自然に解ける」場合、そして「溶ける」の方が「人為的に溶かす」ということである。
言ってみれば、「雪が解ける」であり、「雪を溶かす」であるのだろう。

しかし、「雪を溶かす」は、まだ何となく違和感があるなあ。



2014年2月27日木曜日

雪どけ

朝から雨降りである。
雪をとかすには雨が一番・・・・

と、ここまで書いて、「雪をとかす」の「とかす」は、どの漢字じゃろうか?
という疑問がわいた。
「雪どけ」の場合は「雪解け」とか「雪融け」と表記される。
では、「雪をとかす」の「とかす」は?

「氷」の場合は「溶かす」となるよう
だ。
「溶かす」とは、「固体をどろどろの状態にする」とある。
したがって、「雪」という固体を「どろどろ」の状態、すなわち「シャーベット状」にするのだからこれでも良いと思うのだが、「雪どけ」は「雪溶け」となると、なんとなく違和感がある。

一体、この違和感は、どこから来るのだろう。

2014年2月26日水曜日

「ビットコイン」と「電子たばこ」

今日のニュースを見ていると、ジジイには、ややついて行けないような事象が二つ告げられていた。
ひとつは「ビットコイン」という仮想通貨のこと。
ニュースでは、

インターネット上の仮想通貨「ビットコイン」の日本の取引サイトが閉鎖状態になっていることが明らかになった。

と告げていた。
仮想通貨の何たるかがよく分からんのだが、どうもネット通販の支払いだとか、国際送金などに使用していたということである。
結局、もう破綻してしまったので、怪しい通貨であることだけはよくわかった。

もうひとつは、「電子たばこ」のこと。
これも初耳であったのだが、普通の煙草の煙が水蒸気に代替されるものだという。また香りや味を風味として加味させた製品やニコチンを含む液体を使用した製品もあるのだそうだ。日本ではまだそれほど普及はしていないようだ。






2014年2月25日火曜日

クラシック音楽とのコラボレーション

写真展会場入り口である。
螺旋階段を上って行くと、木製の扉が迎えてくれる。
このアングルもなかなかです。

本日は予定にはない展示日である。
この臨時展示日については、
学校の方でいくらかコマーシャルをしたせいか、
芸術科(音楽)のK先生が来場。
来年は、この会場において、写真展とクラシック音楽の生演奏とのコラボレーションが実現できそうだ。
ここの音響は、きわめてよろしいようで、
以前、アコースティックギターによるコンサートが行われたということでもある。

来年のことを想像すると、何かわくわくするね。








2014年2月24日月曜日

雪害

雪の重みで破壊されてしまった自宅のカーポートである。
近所でも何軒か、このような状態になっているという。
近所だけで何軒もあるのだから、市外、県外を合わせると、一体どのくらいになるのやら。
恐るべし、雪害である。

今日多少の雨があり、雪もちょっとだけ溶けたのであるが、すべて溶けるにはまだ程遠い。

ここは豪雪地帯か。


2014年2月23日日曜日

2人展最終日(の予定の日)

当初、予定されていた2人展の終了日であった。
今日来場してくださった国語科のO先生、H先生、ありがとうございました。
また、N東の卒業生O君、N西の卒業生K君ありがとうございました。
O君とK君は中学の友人どうしだったんだね。
二人がいっしょに来たのには驚きました。
考えてみれば、N東で二年生を教え、N西で三年生を教えたのだから、こういうケースはあって当然なのだが、私の頭の中がごちゃごちゃになっているので、整理できていなかっただけなのだ。

今日は「富士山の日」ということで、記念館の入場料が無料。そのせいかどうか、フリーで訪れる人が多い日でもあった。

さて、このあたりで写真展の総括をしなければいけないのだが、そのような気分には、まだなれずにモゴモゴしている自分である。


2014年2月22日土曜日

静岡の友人

 フォト2人展「芹沢光治良記念館」での展示も残り少なくなってきた。
右上の写真は、入り口を内側から写したもの。
さらに右下の写真はS先生が持ってきた花瓶とランの花。

記念館のつくりは、本当にオシャレなのである。
入り口の扉は木製の両開きとなっており、外にでると螺旋階段で屋上と一階の展示室につながる。
また作品展示の壁はコンクリートの打ちっ放しになっており、作品はワイヤーでぶら下げるようになっている。

去年も紹介したのであるが、この建物の建築を手がけたのは、あの江戸東京博物館の設計をした「菊竹清訓(きくたけきよのり)」で、西洋教会をモチーフにしているのだという。
(そういえば、螺旋階段の途中にあるスリット状の明り取りは、十字架の形をしているなあ。このブログの2013.2.26「本田圭佑のこと」を見てくださいな。)


さて、今日は大学時代の友人が静岡から細君といっしょに来てくれた。
遠いところご苦労様でした。
以前は車嫌いで、まったく運転をしなかった友人が、静岡からベンツを運転してくるなんて、イヤハヤ驚きだ。
しかも車の色は鮮やかな青。
(もっとも、このチョイスは細君のチョイスらしい。)
車の運転もご苦労様でした。



2014年2月21日金曜日

おじゃる丸

「おじゃる丸」である。昨日「おじゃる丸」
について「プリン」がらみでブログに書いたところ、「懐かしい」という声と「なんじゃそれは」という声が両方あったので、ここで「おじゃる丸」について確認してみたい。


おじゃる丸の画像






なまえ「坂ノ上おじゃる丸」 5さい。
千年まえのヘイアンチョウにある妖精界(ようせいかい)の貴族(きぞく)、坂ノ上家(さかのうえけ)のひとりむすこでやんごとなきみやびなお子さま。お屋敷(やしき)の池(いけ)でおぼれて、水(みず)が苦手(にがて)になる。そのためおふろが大きらい。
“和歌(わか)”や“蹴鞠(けまり)”などみやびなことが得意(とくい)。体力(たいりょく)なし、のんびり・まったり・ちょっぴりわがままな性格(せいかく)
いまは、月光町(げっこうちょう)で出会ったカズマのところに居候中(いそうろうちゅう)。ヘイアンチョウで月光町博物館(げっこうちょうはくぶつかん)をたてるため、めずらしいものを見つけてはエボシにいれてあつめている。カズマのママがつくったプリンのあまりのおいしさに大感激(だいかんげき)し、とうぶん帰る気はないらしい。

以上、「おじゃる丸」情報でした。



2014年2月20日木曜日

プリン

どうでもいいことだが、静岡県民の「プリン」の消費量は全国二位ということだ。
そんなに「プリン」が好きな県民だったのか。
因みに全国一位は茨城県である。

これもどうでもいいことだが、「プリン」についてニコニコ大百科?では次のようにいう。

(日本でプリンと言えばカスタードプリンし、そのは英国の伝統菓子プディング である。また女性やおじゃる丸に好まれるスイーツであり、多くの種類が店頭に並んでいる。中にはカラメルの部分を好むという人も少なからずいる。さらに、ベタなネタで「あとから食べようと思って冷蔵庫に入れておいたプリンを誰かに食べられた」というのがある。)  

そうか、おじゃる丸は「プリン」が好きだったのか。






2014年2月19日水曜日

雨水(うすい)

今日は「雨水」なのだそうだ。
「雨水(うすい)」とは、二十四節気のひとつで、立春から数えて十五日目頃。
「空から降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になる。」という意味であるという。

ナント皮肉な。
世の中「大雪」である。

さて、大きな事故であるとか、大きな災害があると、その責任の所在があれこれ言われる。
今回の大雪においても、それは同様である。
ニュースで取り上げられていたのは、東名高速道路の閉鎖と、数多く出現した孤立集落であった。
東名においては、道路を閉鎖するタイミング。
今回も遅すぎたために、東名の道路上に多くの車両が残され、運転手はその車両のなかに閉じ込められた。
前にも、後ろにも進めない状態となったのである。
もうひとつの孤立集落も除雪のタイミングが関係しているように思う。
静岡県の須走などは、町内に自衛隊の駐屯地?(富士学校という幹部養成所なので駐屯地ではないか。)があるにもかかわらず孤立してしまった。
これも、除雪のタイミングが遅かったために、除雪しようにも、それが出来ない状況に追い詰められたのである。
より早めに、自衛隊の出動要請をすれば、ここまで孤立してしまうことはなかったろうに。



2014年2月18日火曜日

展示延長

ここ三日ほど御殿場に帰ってくることが出来ずに、タブレットからのブログであった。
というのも、雪のためにカーポートが潰され、車を止めておくスペースがなくなってしまったからである。
やはり、タブレットブログには限界があるので、ストレスのたまること、たまること。
今日はやっと、そのストレスから開放された。

芹沢光治良記念館の写真展会場にN東のOさん、Sさんが来てくれた。
わざわざのご来館ありがとうございます。
感謝申し上げます。

自画自賛となるが、現在の記念館の方での展示はなかなかである。
その理由は「市民ギャラリー」というだけあって、展示スペースが、所謂「プロ仕様」となっているからだ。
展示用のワイヤーとか、スポットライトが備えられており、気分はまるで「プロ」。
二月二十六日までの展示j延長となったので、是非見てくださいな。

2014年2月17日月曜日

シツコク大雪

日がたつにつれて、今回の大雪の実態が分かってきた。
山梨県などは県全体が孤立したような状態であるという。
積雪1メートル以上とは、想像を絶する量である。
日本でも豪雪地帯と言われた地域であれば、それは当たり前なのであろうが、ナントイッテモ我々静岡県のすぐ隣のすぐ山梨県である。
そこが豪雪地帯に変わってしまったのだ。
静岡県でも山梨県に接している小山町の須走は、完全に孤立してしまった。
なんと恐ろしいことか。
また、今回の大雪では、日本の流通機構の弱点を露呈する事例も起こった。
東名高速道路がマヒしてしまったことにより、物流が止まってしまったのである。
大げさに言えば、近辺のスーパーマーケットから食料品の姿が消えているのだ。
物流の中心となるトラックが走れなくなってしまったからである。
おおー、なんということだろう。









2014年2月16日日曜日

雪かき

沼津から御殿場まで電車で通うという、いつもとは逆のパターンとなった。
自宅のカーポートが雪の重さでつぶれてしまい、車を置くことができなくなってしまったのである。他にも給湯器も雪によって壊されてしまい、いやはや大変である。
何はともあれ今回の大雪は、けた違いのパワーであった。

朝9時ころから午後の3時ころまで雪掻き、雪国の人の苦労が見に染みてわかった。
御殿場に程近い小山町の須走地区いは孤立してしまい自衛隊の出動が要請されたという。
御殿場の方ではそこまでではなかったが、すでにスーパーなどの食料品は、なくなっているものが多いということでもある。







2014年2月15日土曜日

さらに大雪

なんと御殿場の積雪は82センチだという。過去に70センチという積雪は経験したことがあるが、82センチは破格である。御殿場は静岡県ですぜ。積雪の影響により、交通網はズタズタとなり、東名高速道路は12時間にわたってマヒ。
おかげで高速以外の道路も大きく乱れて、世の中大変な事態である。
本当に地球はどうにかなってしまったのだ。







k高速以外の道路も







ズタズタ

l

2014年2月14日金曜日

再びの大雪

先週の大雪からいくらも立っていないのに再びの大雪である。
やはり異常気象なのであろう。
それほど離れていない沼津では雨降りだというのに。

写真展の準備のために、芹沢光治良記念館まででかける。
この記念館は何度来ても、建物の素晴らしさに感動する。
一流品とはこのようなもののことを言うのだろう。

二階にある市民ギャラリーも、実に素晴らしい。
私のような素人にはもったいないようなギャラリーである。
このようなところで写真展が出来る幸せ。
今日は、この幸せを噛み締めて寝ることにしよう。

2014年2月13日木曜日

パリの散歩道

昨日近所の公園から撮った富士山である。
まだ雪が海のように、公園をおおっている。

冬季オリンピックのフィギュア、注目の羽生結弦選手が、演技をする時に使用している「パリの散歩道(parisiennee walkways)」という曲が気になった。

演奏しているのは、英国のギタリスト、ゲイリー・ムーア。
1979年にシングル盤が出ると、たちまちトップ10入りした人気曲だという。
オリジナルでは、ゲイリー・ムーアのボーカルが聴かれるが、フィギュアの演技ではインストルメンタルバージョンの特別仕様でもあるそうだ。

ところで、彼の演奏はカルロス・サンタナによく似ている。
非常にシンプルなメロディーが特徴なのだが、シンプルなだけに印象的なのである。
ギターテクニックはサンタナのほうが、はるかに優れているのだが。

(因みに、この曲は1983年に「郷ひろみ」がカバーしているのです。)


2014年2月12日水曜日

「仕事のなかの曖昧な不安」②

前回の続き。
「仕事のなかの曖昧な不安ー揺れる若年の現在」

「若者の職業意識が薄い」と強調する前に「社会構造的な問題」を考えなければいけない。
つまり、中高年の雇用を維持する代償として、若年の就業機会が減っているのは間違いない。
したがって、まず、この問題を解決することが先決である。

高齢者にもっと働いてもらうために、定年制を六十五歳まで延長しようとする動きがあるが、そうなると、若い人の仕事が中高年に奪われるという傾向が、ますます強まってくる。
そして、若者には中高年にとって体力的にきびしい仕事だけがふり分けられる。やりがいのある仕事は中高年が占有していて、若者には回ってこない。
はっきり言うと、若者に良い仕事がないのは、大人のせいである。

うーん。
本当にはっきり言っているなあ。
責任感じるなあ。
ただ、年金制度が妙なことになってしまった現在、オジサンも働かないと食っていけないのです。

(写真はブルーノート・レーベルの名盤が多いと言われている1500番台のシリーズから、1577番の「ブルー・トレイン」ジョン・コルトレーン。因みに前回は1595番「アメイジング・バドパウエル」バド・パウエル。)








2014年2月11日火曜日

「仕事のなかの曖昧な不安」

                              先週の小論文指導において、玄田有史の「仕事なかの曖昧な不安」という静岡県立大学の評論文問題を解いた。

本文の趣旨をまとめながら紹介してみたいと思う。

大人の多くは、最近の若者について「働く意識が弱くなった。」「辛抱できなくなった。」「ちょっと叱るとすぐにやめてしまう。」と嘆いたりする。
このことについて、居酒屋で大人が嘆くのは、その人の自由である。でもそれを政府が言い出すようになると話が違ってくる。フリーターを増やさないために若者にもっと職業意識を植え付けようと、学校で社会奉仕を義務付けたり、インターンシップで職業体験をさせたりする。
(ここで筆者は言う。)
このような職業体験で「仕事っておもしろい。」と思う若者がいたら、これは気持ちが悪い。
職業意識を変えてフリーターを」なくそうというのは、あまりにもムシがよすぎる。
フリーターや若者の転職が増えるのは、一部は意識の問題があるかもしれないが、本質は不況のせいである。
・・・・と。

うーん、なかなかおもしろいぞ。
次回にはまたこの続きを紹介しよう。



2014年2月10日月曜日

「還暦を祝う会」

今朝撮った家の前の写真である。

沼津では雪のかけらもないので、御殿場と沼津のギャップを思い知らされる風景であった。
とても同じ静岡県とは思えないのである。

沼津キャッスルホテルおいて、今年度で退職される三人の先生方の「還暦を祝う会」あり。
それぞれの教師は、それぞれの歴史を持っている。(教師だけでなく、人間すべてそうなのだろうが。)

当たり前のことだが、今日は強くそのことが感じられた。










2014年2月9日日曜日

写真展第一部終了、そして大雪。

マルサン書店においての写真展、第一部が終了した。
ご来場して頂いた皆様、感謝申し上げます。

しかし、昨日の大雪には本当に驚いた。
大雪に備えて、午前中に御殿場を脱出していたのだが、予想通り、雪は降り続いて、結局積雪は50センチを記録したそうだ。

「そうだ」というのは翌日のことを考えて、昨夜は沼津宿泊としたからである。
やはり、夏の暑さといい、冬の大雪といい、地球は変化しつつあるのですかね。

2014年2月8日土曜日

初代受付け嬢

写真展、初代の受付け嬢が遊びに来てくれた。
(写真は去年の彼女たち。)
昨年の三月以来、およそ一年ぶりであったが、2人と話をしていると、つい昨日話をしていたような錯覚に陥った。
違和感がまったくなかったのは何故だろう。
彼女たちも同じことを言っていたので、これも不思議だ。
女子大生を満喫している様子、結構結構。

なんと未明から昼過ぎにかけて、「十何年かぶりの大雪になる。」との予報が出ている。
果たしてどのような天気になるやら。
大雪は困るのだがね。




2014年2月7日金曜日

「ソチ五輪」始まる。


いよいよ「ソチ五輪」が始まった。
日本の選手はいつもプレッシャーをかけられ、それで駄目になってしまうことがあるので、われわれはソコだけは気をつけたいものである。
現在、女子のモーグルを実況中継しているが、やはりトップレベルの選手の技は凄いね。
急斜面で前方に宙返りするなど、信じられん。

寒い。
今年の冬一番の寒さか?
どうやら、次の土曜は太平洋側がかなりの地域で雪となるらしい。
普段、降らないところでも雪、これは大変なことだ。

2014年2月6日木曜日

二度目の佐村河内守

今日は衝撃的なニュースがあった。
NHKが昨年の三月三十一日夜放送した特集番組「魂の旋律(音を失った作曲家)」の主役、そして、このブログでも紹介した、佐村河内守(さむらごうちまもる)という聴力を失った作曲家、この作曲家が実は他人の作曲した曲を使っていたというのだ。つまり、佐村河内守は他人の曲を自分の曲として発表していたのである。
うーん、
その日のブログを見直してみると、私自身も偉く感動している。
「なんという生き様」などと言っている。
悔しいのでもう一度プロフィールを紹介してみる。

四歳から母親によるピアノの英才教育を受け、四年生でバッハやベートーベンを弾きこなし、十歳の時には母親が教えることは何もなかったという。中学生時代は音楽に邁進する一方、悪童としても名をあげ、番長との喧嘩や他校への出張抗争に明け暮れていた。しかしながら十七歳の時に原因不明の偏頭痛や聴覚障害を発症する。高校卒業後上京するが現代音楽の作曲法を嫌い音楽大学へは行かず、肉体労働者として働きつつ独学で作曲を学ぶ。十九歳の時には家賃が払えず、アパートを追い出され、ホームレスになる。
以後ロック歌手としてデビューしたり、バンド活動をしたりしたが、二十九歳で聴覚異常により歌手を引退。三十三歳で映画音楽「秋桜」を手がけ、さらにゲームソフト「鬼武者」において確固たる地位を築く。ところが、このころから抑鬱神経症や不安神経症に悩まされ、常に頭の中に轟音が鳴り響いている状態があり苦しい中、作曲活動を継続。そして、ついに完成後五年の間、日の目をみなかった大曲「交響曲第一番」が2008年広島サミットで上演され(彼は広島の被爆二世である。)、一躍脚光を浴びる。現在は耳が聞こえない状態で作曲活動をするかたわら、精神科に通院し、一日に十五錠の薬を飲む生活を続けている。

このプロフィールも信じられなくなるのだろうか。

2014年2月5日水曜日

写真展コンセプト

今年の写真展のコンセプトは「下から目線」である。以下その理由を書いてみる。

「下から目線」

自分の写真をよく見てみると、ほぼ全てが「下から目線」であることに気がついた。「下から目線」、勿論(もちろん)このような言葉はない。あえて言うなら「下から視線」と言うべきである。国語辞典を引いてみると、「視線」とは「及ぶ視力が直伸する線」とある。すなわち、「主体が見ている対象と眼点を結ぶ線」が「視線」だ。
由緒正しき言葉「視線」であるが、なんとなくエラそうである。それに対して「目線」というのは、もともと芸能界の業界用語であったらしい。(業界というだけで、なんとなくイカガワシイ臭いがする。)それがテレビ全盛・カメラ全盛となる1990年代になって市民権を得て、盛んに使用されるようになったという。

「目線」は所謂「俗語」である。しかしながら、この「目線」という言葉、イカガワシクても私はなんとなく好きだ。そして「下から目線」は、さらに好きだ。(自分で勝手に造語しておいて、好きも何もないのだが。)大体、この言葉は謙虚である。「上から目線」というと、やや横柄な言葉があるが、それに比べれば実に謙虚である。そして、「下から」というところにやや卑猥さが感じられる。この謙虚さと卑猥さが同居するところが良いのかもしれない。


(写真は客が途切れたので、ネイルアートで遊び始めた受付嬢。)

2014年2月4日火曜日

豆撒き

写真展の会場に向かう途中、通りかかった神社で節分の豆撒きをやっていた。
縁起豆を五十円で買い(この豆を買うことにより、一回くじ引きができるのである。)、くじを引いた。
くじは五等であった。(よくわからんが、たぶんビリ等だと思う。)
五等は何かと少々期待したのであるが、これが何と十円玉。
十円玉ですぞ。
五十円払って、十円玉が当たるという、何だかわけの分からんくじ引きであった。
ただし、欲しい人には今年のカレンダーを与えるという、これも何だか分けのわからないこともおまけにあった。(カレンダーっていっても、もう二月ですぞ。)

さて豆まきであるが、何故、豆なのか少々調べてみた。
ちょいと胡散臭くはあるが、豆というのは「魔」を「滅」するところから来ているのだそうだ。
「豆」が「魔滅」となるのである。

2014年2月3日月曜日

「ベルス」のママ


コーンブレッド(紙ジャケット仕様)
「フォト2人展」の二日目。
今日は三十年ぶりに、お会いした方があった。

今から三十年以上前であろうか、沼津仲見世の通りから東にやや入ったとろに、「ベルス」という喫茶店があった。
インテリジェンスに満ちたマスターとエレガントなママがいて、とても居心地がよく私は月に何度もその店に通っていた。
ある時、店に行くとマスターの友人というプロのカメラマンがいて、私は無謀にもそのカメラマンに、たまたま持っていた自分の写真を見せた。

無論、マスターの知り合いということでの社交辞令だと思うが、なんとそのカメラマンが写真を褒めてくれたのである。
それ以来、図に乗った私は「自分は写真が撮れるぞ」という妙な自信を持ってしまったのである。
今思うとこれが自分の写真の原点のような気がする。

さて、その「ベルス」のママが写真展に来てくださった。
懐かしい時間が瞬時に現れては消えていく、そのような感覚であった。

写真はリー・モーガンの「コーンブレッド」というアルバムジャケット。
リー・モーガンというと、「サイドワインダー」とか「Vol3」が有名なのであるが、ビートたけしは、この「コーンブレッド」から「セオラ」を取りあげている。
この曲も「ベルス」のママ同様とてもエレガントな曲である。





2014年2月2日日曜日

N高教員フォト2人展

 2月1日、N高教員フォト2人展の開始。
Yさん、Tさん、素敵な受付け嬢ありがとう。
とても助かりました。

N朝日新聞社の取材あり。
数日中には記事になるとのこと、楽しみに待つことにしよう。

結構立つ時間が長かったので、足がガクガク、腰がビリビリになってしまった。

また、中学時代の友人との飲み会あり。
だいぶ夜遅くなってしまったので、これも疲れたぞよ。

しかしながら充実した一日というのは、こういう日を言うのであろう。




2014年2月1日土曜日

JUJU


Jujuウェン・ショーターというサックス吹きがいる。このウェン・ショーターの代表作でもあるのがブルー・ノートにレコーディングした「JUJU」である。
ショーターはある意味天才である。
十代では絵画や漫画も描いていたという。
勿論、テナーサキソフォンでも超一流の腕前、マイルス・デービスから執拗に誘われ、マイルスのバンドに参加したこともある。

この「JUJU」という作品は、伝説のジョン・コルトレーンカルテットメンバーにコルトレーンの代わりとして、ショーターが入ったというもの。
ここでの演奏は、まさにコルトレーンそのものだ。

ちなみに、日本の女性歌手のJUJUは、ここから自分の芸名をとったそうだ。