ふるさとの訛(なまり)なくせし友といて
モカ珈琲はかくまでにがし 寺山修司
三年生の現代文で教えている短歌である。
さて、短歌の意味については、また後日。
今日は、この短歌に出てくるモカのことである。
モカというのはアラビア半島にあるイエメン共和国の首都サヌアの外港のこと。15世紀から17世紀にかけて珈琲豆の積み出し港として栄えたそうである。
実際のモカは酸味の強い珈琲という印象が強い珈琲であるのだが、私のモカに対する思い出は、大学生時代に冬の米子(鳥取県)で飲んだほんのり甘いモカ珈琲の味が強烈に残っている。
雪の降りしきる街を凍えながら歩いている時に、やっと見つけた喫茶店、暖をとるために入ったのだが、その暖かさと甘さのなんと素晴らしかったことか。
ところで、昨日の花の名は「ラッパ花」、正確な名称は、「エンジェル・トランペット・ツリー」というらしい。
右の写真は花が咲く前の状態である。
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