2022年7月17日日曜日

風流(ふりゅう)

今日は祇園祭りの山鉾巡行の日であった。NHKのBSがこの様子を生中継していたので、興味深く見てしまった。

まだ二十代の頃、同僚と一緒に京都まで祇園祭りを観に行ったことがあり、とても懐かしく感じたのである。

さてこの中に「風流(ふりゅう)」、(「ふうりゅう」でなくて「ふりゅう」なのです。)という単語が盛んに出てきたのであるが、「ふりゅう」とは何かということをあらためて考えてみた。

そもそも、「風流」とは室町以降の言葉で、Wikipediaには次のようにある。

「ふりゅう」とは、中世以後の日本において高揚した美意識の1つ。人目を驚かすために華美な趣向を凝らした意匠を指し、婆娑羅や数寄とともに侘び・寂びと対峙する存在として認識された。後にはこうした意匠に沿った芸能や美術・建築などにも用いられた。なお、室町時代の漢和辞典である『下学集』には「風流の義也。日本の俗、拍子物を呼びて風流と曰ふ」とある。 風流のひとつである田楽の起源について大江正房の『洛陽田楽記』には、「初め閭理よりして、公卿に及ぶ」(初めは田舎の人々が行い、やがて公家に及んだ)とあるように、風流は平安時代半ばから江戸時代まで続いた庶民による文化運動だった
 

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