さて、この「土用の丑の日」の「土用」とは何だろうか。色々調べてみると、次のようなことが分かった。
「土用」とは古代中国の「五行思想」から来ている言葉である。「五行思想」で万物は「火・水・木・金・土」の五種類の元素から成り立っており、この五つの元素を四つの季節に当てはめると、火は夏、水は冬、木は春、そして金が秋となる。
ただし、五つの元素を四つの季節に当てはめているので、当然一つが余ってしまう。それが土なのだ。そこでその土を利用して、それぞれの季節の前に「土用」という曖昧な時期を作った。
これから秋だと言う前の十八日間、つまり「立秋」の前の十八日間、これが土用(立春・立夏・立冬の前の十八日間も同様)である。
今年の「土用の丑の日」は、「立秋(今年は八月七日)」の前の十八日間の中の「丑の日」、それが七月二十三日ということになるのである。(因みに今年の土用の入りは七月二十日なのです。)
(写真は遥か昔に食べた、「沼津うなよし」の鰻丼。)
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