やはり、夏はチック・コリアである。 今日聴いたのは「NOW HE SINGS,NOW HE SOBS」というチック・コリアが二十六歳の時(1968年)のアルバムであるが、これがスゴイ。
このアルバム、今聴いても新鮮で完成されており、とても五十年以上前に作られたアルバムとは思えないのだ。
彼は、よくジャズピアノの巨人、ビル・エバンスと比較されるのであるが(タイム感覚やスイング感などは大きな影響が見られる)、決定的な違いは、ビル・エバンスが内省的リリシズムの美学をストイックに追い求めたのに対して、チック・コリアは開放的であり、他人とのコミュニケーションをとても大事にしている。そして、このアルバムでもその一端は垣間見ることができるのである。
さてさて、明日は何を聴こうか。
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