「原田治」と言えば、はるか昔「平凡パンチ」であるとか、「プレイボーイ」であるとか、かつて若者に人気のあった雑誌によく登場していたイラストレーターだが、のち女子高校生に人気のキャラクターを多々作り出し、今ではほとんどの人が「見たことがあるよ」状態になっている作家である。
ワタシのような歳で「原田治」は、やや照れるのであるが、そこはそれ、若者文化に寛容なワタシであるゆえ、(イヤイヤ今回はワタシの勤務している高校の職員・生徒は無料で入館できるゆえ)出かけたのである。
この展覧会、一言でいうと偏差値40である。
こんな展示でお金を取るのか(もっともワタシは無料だが)と、腹を立ててしまいそうな展示であった。写真下のように単にキャラクターグッズを張り付けたものだとか、どうもヤル気があまり感じられないものであった。(入口付近のキャラクターグッズの販売には、ものすごく気合が入っていましたがね。)ただ、唯一の救いは「原田治」が影響を受けた画家ということで、小村雪岱(大正から昭和初期の日本画家、版画家、挿絵画家、装幀家)の作品が展示してあり。 これは素晴らしい作品であった。
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