雨の予報であったが、一日曇り空といった天気であった。
何日か前の新聞に、三重大学深田淳太郎准教授の「キャッシュレス決済」についての文章があった。
「キャッシュレス決済」の利用が、コロナ禍で加速している。「除菌」のために「除金」が進むなかで、彼は「除霊」という言葉を使って社会の変化について説明をしていた。
かつてニュージーランドの原住民は、贈り物に取り付いて、受け取ったものに返礼を強いる「贈与の霊」が信じられていた。ところが後に登場してくる貨幣によって、余計な関係性、つまり霊的なものは払拭されたのである。
さて、時代は進んで今日となるのであるが、ここで新たな「霊」が登場するのである。「除菌」に有効なキャッシュレス化は、「除菌」とともに「除金」もするのである。ここでは貨幣の重要性が失われ、、新たな「霊」が生まれるということである。
ふーん、いきなり「除金」とはなるまいが、そんな時代が来たらワタシのような「キャッシュレスよく分からない老人」は、どうしたら良いのだろう。
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