夕刊の文化欄記事に興味深いものがあった。
それは歴史小説家佐藤賢一寄稿というカタチで掲載されていたのだが、コロナウィルスに関連した記事であった。
今回のコロナウィルス騒動は1347年の大ペスト(黒死病)さえ彷彿とさせる。
1347年、それは中央アジア発生した。モンゴル人がカスピ海の北ルートで黒海まで進んだところにいたのが、北イタリアのジェノバ人だった。
モンゴル人はクリミア半島の支配をめぐって戦っていたのであるが、休戦になると、地中海を船で渡ってさっさと帰国してしまった。
あとに残されたのがペストであり、それはイタリア、アルプスを越えてフランス、ドイツ、さらにイギリス最終的にはグリーンランドまで蔓延した。
五年間で人口の三分の一が失われたという。
歴史は繰り返すというが、一説にはどんな歴史も六百年で忘れるのだそうだ。
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