今日も朝からテレビジョンを見ていたのだが、その中に「鯱(しゃちほこ)」のことが取り上げられていた。
「鯱」とは奈良時代頃から存在している東大寺の屋根などにある「鴟尾(しび)」の発展版くらいに考えていたのだが、今日の番組を見ていると、どうもそうではないらしい。
ウィキペディアには、鯱(しゃち)とは、姿は魚で頭は虎、尾ひれは常に空を向き、背中には幾重もの鋭いとげを持っているという想像上の動物。
また、それを模した主に屋根に使われる装飾・役瓦の一種である。一字で鯱(しゃちほこ)・鯱鉾とも書かれる。
大棟の両端に取り付け、鬼瓦同様守り神とされた。建物が火事の際には水を噴き出して火を消すという。
本来は、寺院堂塔内にある厨子等を飾っていたものを織田信長が安土城天主の装飾に取り入り使用したことで普及したといわれている。
現在でも陶器製やセメント製のものなどが一般の住宅や寺院などで使用されることがある。(金鯱が京都の本圀寺などにある。)
瓦・木・石・金属などで作られる。城の天守や主要な櫓や櫓門などにはよく、陶器製(鯱瓦)のものや、銅板張木造のものが上げられる。
城郭建築に用いられている銅板張木造鯱のもので最大の現存例は松江城天守(高さ2.08メートル)のものといわれている。青銅製(鋳造)のものでは、高知城天守のものがある
どうやら「鯱(しゃちほこ)は、「舶来好きの織田信長が自分の城のためにつくりだしたもの」のようだ。
知らんかったなあ。
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