写真は先日行ってきた「湯島聖堂」である。
訪れてから数日後、偶然、新聞に「湯島聖堂」の特集記事が掲載されていた。
徳川家康以降の将軍4代に仕えた儒学者、林羅山が1632年に上野忍岡に開いた私塾と孔子廟を、1690年五代将軍綱吉が湯島に移し、誕生した。1797年に幕府直轄の「昌平坂学問所」になり、明治以降は東京師範学校などが置かれ、近代教育発祥の地となった。
和辻哲郎は、「家康は仏教の持っていた精神的指導権を儒教の方に移そうとした」「儒教を持って武士階級の精神的指導を企てた」と言っている。
なるほどね。
「平等であること」を旨とする仏教は、為政者にとっては都合が悪かったのだろう。
そういえば「湯島聖堂」というのは何となく冷たい感じがしたなあ。
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