2014年11月7日金曜日

立冬

今日は立冬ということである。
「立冬」とは、冬の始まりのこと。
「立」には、新しい季節になるという意味があり、立春、立夏、立秋と並んで季節の大きな節目であるという。

立冬十一月七日頃
小雪(しょうせつ)十一月二十二日頃
大雪(だいせつ)十二月七日頃
冬至十二月二十二日頃
これらを経て、今年も暮れて行くのである。

また、この時期にかけて吹くやや冷たい風が「木枯らし」だ。

気象的には、十月半ばから十一月末にかけて、西高東低の冬型の気圧配置の時、最大風速八メートル以上の西北西から北向きの風のこと。
「凩」とも書き、この文字には風が吹くたびに葉が落ちるため、木を枯らしてしまうという意味があるそうだ。

     海に出て木枯らし帰るところなし    山口誓子



2014年11月6日木曜日

ぼんくら

NHKの木曜時代劇で、「ぼんくら」という宮部みゆき作品を放映している。
「NHKの連続時代劇?ん?」と、以前は興味などまったく持っていなかったのだが、現在は、前作品の「吉原裏同心」に続いてほぼ毎週見てしまっている。
理由は、脚本が丁寧に作られているし、役者もうわついたところのない、しっかりした役者が演じているからである。

今回の「ぼんくら」は、時代劇ミステリーといった按配の作品である。
回を追うに従って我々視聴者の心に、「いったい次はどうなるのだ。」というミステリー独特の興味を持たせる。
実に「なかなか」である。

ところで、「ぼんくら」とは「盆暗」と書く博打用語で、盆の中のサイコロを見通す能力に暗く、負けてばかりいる人のことで、ここから、ぼんやりして物事がわかっていないさま、間が抜けたさま、更にそういった人を罵る言葉として使用されるということである。



2014年11月5日水曜日

柿の木

二の岡神社の柿の木である。
ここ五年ほど、この時期になるといつもこの柿の木を撮っている。

面白いことは、木自体が成長しているはずなのに、太い枝の格好がちっとも変わっていないことである。
よく考えてみれば、これは当たり前のことで、人間でも、爪や髪の毛は伸びるが、指や頭は決して伸びたりはしない。

同じ枝振りを見ていると、何か懐かしい友人に会ったようなきがするのは、私だけだろうか。




2014年11月4日火曜日

巨大噴火

朝刊に「巨大噴火と現代文明」という社説があった。

世界の活火山の7%が集中する日本では、1万年に1回程度カルデラ噴火と呼ばれる巨大噴火が起こっていた。
直近は約7300年前の鹿児島県沖の海底火山による鬼界カルデラ噴火であるという。

巨大噴火とはどんなものなのか。

社説は続ける。
神戸大学によると、九州中部で巨大噴火が起きると、九州は大半が高温の火砕流にに襲われる。
西日本は50センチ以上、首都圏でも20センチ以上の火山灰が降る。
広範囲に犠牲者が出て、国土の大半が壊滅するという。

おおー、日本の壊滅だね。
猶予はあと2700年程度か。
ただし、それは1年先かも知れないし、3000年先かも知れないんだね。

人類史的に見れば、巨大噴火のたびに周辺の人類は死滅する。しかし何れも新たな人々が訪れ、生の営みを再興してきたことも事実であるそうだ。



2014年11月3日月曜日

「男たちの居場所」

にっぽん紀行「男たちの居場所・秋田 井川町」というNHKのドキュメンタリー番組を観た。

秋田県の井川町に今年の一月、プラモデルやミニ四駆が楽しめる店が出来たところ、中高年から小学生まで、様々な人たちにとって「かけがえのない」場所になった。

田園風景が広がるこの場所に、仕事が終わって、妻に内緒でプラモデルを作るためにやって来る男性。
定年後、第二の人生で生きがいを見つけられずにいた男性。都会に出てプロの模型製作者になる夢を持つ男性。
そして、とにかく面白いと放課後やってくる中学生。

中学生は、米を作る兼業農家の息子であり、農業も好きであるのだが、今後の米作農業に不安うを抱いている。
三年生になった今、進路を決定せねばならない彼が、「農業」とはっきり言えないところに、日本の農業の問題があるのだ。

ここにやって来る人たちは、それぞれがそれぞれの悩みを抱えている。
しかし、ここに来ることにより、明日がんばろうという気になれるのだそうだ。



2014年11月2日日曜日

コップのフチ子②

「コップのフチ子」がなぜこのように売れているのか。人気の理由について、原案者のタナカカツキ氏は次のように言っている。
「原作や設定を持たず、外形だけの存在である点が現代という特殊な時代にあったのではないか。」

つまり、それは一昨日の渋谷の「ハロウィン騒ぎ」に似ているような気がする。
渋谷に集まった若者たちにとって、ハロウィンの歴史や意義などは、どうでもいいことなのだ。
ハロウィンの変装にこそ、すべてがあるのである。
原義や設定はいらぬ。外形だけのハロウィンがすべてなのだ。
さて「コップのフチ子」の方であるが、こちらも彼女がどいう人物であるのかは、まったく設定がされていない。
そこで購入者は「フチ子」に感情移入をする。
自分で自由に設定するのである。

うーん、ヒットさせようと思って製作したのではあるまいが、いいところをついているよね。


2014年11月1日土曜日

コップのフチ子

夕刊の記事に「コップのフチ子」のことが載っていた。


「コップのフチ子」とは、文字通りコップなどの縁に飾ることを想定した人形だが、コップの縁に手などを懸けられる機能を応用して、様々なスタイルの「フチ子」が出来上がったのだそうだ。

「奇譚クラブ(どこにもないアイデアとクオリティーをモットーに愛のあるものづくりをする会社?)」から商品開発を打診された「タナカ」が、喫茶店における飲食風景に溶け込むフィギアとして開発、2012年に発売された第一シリーズは一週間で十万体を出荷して完売という。

すごいヒット商品だったんだね。

このシリーズのキャラクター「フチ子」は茶色の髪を後頭部で二つにまとめた女性として造形されているが、彼女の素性やプロフィールなどは一切設定されていない。
概ね一般的なOLの制服のようなものを着ているが、別のバージョンも多数あるという。
さらに「フチ子」のポーズも、腰掛ける・ぶら下がる・よじ登る・手足を踏ん張ってバランスを取るといった様々なバリエーションがあり、そのあたりも人気の秘密のようだ。