2024年8月5日月曜日

ウィントン・ケリー

久しぶりにアナログの日、ウィントン・ケリーの「ケリー・アット・ミッドナイト」というアルバムをレコードで聴いてみた。

ウィントン・ケリーというピアニストの特徴は(これは殆どのジャズ評論家の言うところでもあるが)、「メリハリの効いたクリーンなタッチと、内側からこみ上げてくるような豪快なスイング感」である。

聴いていて疲れない、聴き終わったあとに何とも言えない爽快感を味わうことが出来るピアニスト、これがウィントン・ケリーだ。

彼が一躍有名になったのは、マイルス・デイヴィスのコンボに迎えられてからのことであるが、ケリーの前のピアニストがビル・エヴァンス(ドラッグ使用で追い出された)であったことも面白い。

マイルスは言った。

「ケリーは煙草につける火のような存在だ。彼がいなくては煙草は吸えない。」

 

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