「あるべきところでないところ」に「あるもの」というのは、実に滑稽である。また、滑稽であるのと同時に、その魅力が出てきたりもする。
先日、道をフラフラ歩いていると、道路関係工事会社に出くわした。会社の敷地には普段高いところで目にしている「信号機」が無造作に置かれていた。
「信号機」は近くで見るとずいぶん滑稽であるが、そこには頼もしさも感じられる。もう少し丁寧に言えば、頼もしい厳格さといったところであろうか。
「信号機」は言う。
「人間は、おれ様に従わないと、トンデモナイ目に遭うぞよ。」
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