2020年5月18日月曜日

清水の舞台

チョイト前の「ぶらタモリ」という番組で、京都の清水寺を取り上げていた。

清水寺と言えば、京都の観光地の中でも一二を争う名所である。
番組では境内の一般的にはよく知られていない場所も紹介、「おおー、なるほど。」感が強いものであったが、ワタシが特に「おおー」と思ったのは、清水寺の舞台の件であった。

思い切って物事を決断することを「清水の舞台から飛び降りるつもりで」と言うが、清水寺塔頭・成就院に残る『成就院日記』の記録によれば、実際に飛び降りた人が元禄7年(1694年)から元治元年(1864年)の間に未遂を含み235件に上り、生存率は85.4パーセントであった。
ウーン、結構飛び降りた人間がいたんだね。
また、生存率も85.4パーセントも驚いた。

明治5年(1872年)に京都府は「舞台飛び落ち」は封建的な悪習であるとして禁止する布令を出し、舞台欄干周囲に柵を張るなどの対策を施したことで、「飛び落ち」は影をひそめたそうである。

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