2019年10月26日土曜日

ひまなし(形容詞)

なかなか忙しい一日であった。
午前中はT高校のオープンスクールで授業。
午後は写真展会場。
N西の卒業生が二組、写真部だったWさんとMさん。
また、古典の講座を受け持ったAちゃん、同時に国語科の同僚だったH先生。
そうそう、中学の先輩でもあるY子さん夫妻、みなさん、ご来場有難うございました。また、午前中のワタシの留守中に来ていただいたSさんにKさん、不在でゴメンナサイ。

帰宅後、御殿場で定時制時代の同窓会。
ワタシの初任であったO分校の同窓会である。
実に懐かしかった(中には三十数年ぶりに会った同僚も)。

さて本日の写真は「ひまなし」、何だか今日のワタシのようだ。



「ひまなし(形容詞)」

空間的に隙間がないこと。





○ 次の間に、長炭櫃にひまなく居たる人々

                (枕草子 百八十四段)

次の間で、長火鉢のところに隙間なく座っている女房たちが 



もともとは、空間的な隙間であったが、そこから時間的なすき間、不和なども意味するようになった。

現代語の「ひま=暇」は時間的な意味で使われることが多い。       



柿の実というのは、どうしてあのように隙間なく実っているのだろうか。

もっとも、それが柿の実の魅力なのかも知れない。
空の青色に柿のオレンジ色がよく映えるし、あのびっしり実り、空間を埋めている図は「ある種の勢い」さえ感じられる。


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