昨日の土曜講習では、徒然草を行なう。
第百六十八段には次のような部分がある。
「廃れたる所のなきは、一生このことにて暮れにけりと、つたなく見ゆ。今は忘れにけりと言ひてありなん。」
大意は、老人で老いて衰えたところがないのは、一生ひとつのことだけ終わってしまったのだなあと、つまらなく見える。
要は「年老いた人で衰えたところがないのは、かえってつまらなく見える」ということだ。
このあとには、「年老いた人は、知っていることでも、よく知らないと言うのがよい」という意味の文が続く。
つまり、老人てえのは、「衰えていることがはっきりわかり、なんでもかんでもよく分からない」というのがカッコいいぞということか。
うーん、これならワタシにもできそうだ。
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