2015年10月12日月曜日

あかのまんまの咲いている

「いぬ蓼(たで)」である。
この間の散歩で見つけた。
何故「いぬ蓼」かというと、料理に使う「ヤナギ蓼」に比べて、食べられない「蓼」ということで「いぬ」がついたのだそうだ。
赤い小さな果実を赤飯に見立てて、「赤まんま」とも呼ばれている。

そういえば、西脇順三郎の詩だったろうか、記憶が定かではないが、こんな詩があったような気がする。





「旅人帰らず」

あかのまんまの咲いてゐる
どろ路にふみ迷ふ
新しい神曲の初め

(神曲とは、ダンテの「神曲」)


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