「すさまじきもの」とは現代語でいうところの「唖然とすること」とは異なり、「興ざめな心情」を表す言葉である。
また、「不調和なもの」とか「期待外れで不快な気持ち」を表している。
さて、件の「すさまじきもの」では最初に「昼ほゆる犬」とある。
おそらく当時は「夜の泥棒対策」として犬を飼っていたのだろうが、その犬が昼間からワンワンとウルサク吠えるので、「不快なもの」として挙げているのだろう。
このことが何か現代とよく似ているので、思わずニタリとしてしまった。
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