ワタシが興味を持ったのは、これが黒人女性史上初の全米カントリーアルバム「COWBOY CARTER」であったことだ。
アメリカのカントリーミュージックというのは、「ほぼ白人中心のもの」と思っていたのが、ここでビヨンセという黒人の女性がカントリーのアルバムを作って、しかもそれがグラミー賞を受賞したのである。
時代の流れなのであろうか。
しかしながら、よく考えてみるとカントリーミュージックには欠くことのできない「バンジョー」という弦楽器は、かつてアフリカ系のアメリカ人が生み出したものである。さらに黒人のコミュニティーから生まれてきた、ジャズという音楽にしても「ディキシーランドジャズ」があって、そこに欠かせないのも「バンジョー」なのだ。
そう考えると、ビヨンセがカントリーを歌ったのは必然であったのかもしれない。
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