2019年6月30日日曜日

空海のまわり道

NHKのドキュメント「空旅中国(空海のまわり道)」を観る。
この番組は、中国の歴史の地をドローンで風のように飛び、自然の絶景と偉人の足跡をたどると言った紀行番組である。

今回は「空海のまわり道」ということで、平安時代の初期に、遣唐使として中国に渡った、弘法大師空海の足跡たどったものだ。

空海の乗った船は、嵐にあい、目的地の杭州ではなく、はるか南の福建に流される。
福建というところは、漢民族の住む中国とは異なった世界があり、番組はその福建の地を紹介しながら、空海一行が福建から杭州までの、まわり道をドローンで飛ぶ。

空海は苦労して、杭州からさらに都の長安に行く。
長安での活躍は、いろいろな書物で紹介されているのだが、遣唐使船の福建への漂着から杭州までのことは知らなかった。

それにしても、空海の語学能力というのは、驚愕としか言えませんね。

2019年6月29日土曜日

ずっと雨

雨の予報が出ていたのであるが、予報通りやはり雨。
ナンでも明日からの一週間は、毎日雨ということである。

毎日毎日、憂鬱であるが、この梅雨というやつが無いと、それはそれで農業などに悪影響が出てくるのであろう。
何事もすべて良しとは行かないのである。

右の写真は一見すると、軒下から雨のように見えるのであるが、これは三月に札幌で撮った「氷柱(つらら)」である。


2019年6月28日金曜日

リナ・サワヤマ

先日のテレビ番組「情熱大陸」に、ロンドンを拠点に活躍している、リナ・サワヤマというシンガーソングライター兼モデルが登場した。

以下、ウィキペディアによる。

彼女は、1990年に新潟で生まれ、その後東京に移り、4歳の時に父親の転勤でロンドンに移住。ロンドンでの生活の方が自分にフィットしていたので、その後も母親と一緒に現地に残った。
ノース・ロンドンの日本人学校に通った後、ケンブリッジ大学で政治学を学んだ。
学生時代から音楽を作り始め、大学卒業後はアーティストとして本格的に活動開始。作詞・作曲、プロデュース、ミュージックビデオの監督までをすべて自身で手掛ける。
英カルチャー誌『Dazed』、Nyの音楽誌『TheFADER』、米ViceMediaのミュージックチャンネル「Noisey」に取り上げられるなど、国内外のファッション関係者から注目を集めた。

日本よりも海外での活躍が著しい女性である。
本人もコメントしているのだが、レディー・ガガや宇多田ヒカルの影響が色濃く見えるミュージシャンだ。
注目すべきは、英国の名門、ケンブリッジ大学で政治学を学んでいることなのであるが、彼女がインタヴューに応えている場面で、ケンブリッジ大学時代に不当な人種差別を受けたことを述べていた。
英国という国は、そんな国だったんだね。

2019年6月27日木曜日

令和初の台風

気象庁は27日夜、四国沖にある熱帯低気圧が令和初の台風になったと発表した。

ところで、台風と熱帯低気圧の違いはどこなんだろうか。
早速調べてみた。(ジジイになっても早速は大事なのです。)

結果は次の通りである。
熱帯低気圧とは、亜熱帯や熱帯の海で、大量の水蒸気が上昇して渦をまく低気圧の事で、風速が17.2m/s以下の低気圧の事を指す。
また台風とは、熱帯低気圧が発達して、風速17.2m/s以上の低気圧となると台風と呼ぶ。

ふーん、風速の違いなんだね。

2019年6月26日水曜日

台風発生か?





現在、沖縄の南にある熱帯低気圧は、今後、発達しながら北上し、27日の朝までに台風に変わる見込みだという。
そして、27日の昼前から夜にかけて、西日本の太平洋側に接近・上陸する恐れがあるそうだ。

関東には、28日(金)に接近する見込みで、雨の降り方に注意が必要だとも。

おやおや、もう台風ですのね。






2019年6月25日火曜日

「たばこ」と「お酒」の件

右の写真を見てほしい(本日帰宅途中にコンビニで撮った写真)。
赤い旗に白抜きの文字があるのだが、実に妙だ。
「たばこ」は「たばこ」であるのに対して「お酒」は「お酒」と、「お」がついているのである。

「お豆腐」に「お」をつけるのに、「納豆」は「お納豆」などとは言わないのと同じなんだろうね。

「お」は接頭語である。
接頭語「お」については、いろいろな用法があるのだが、新明解国語辞典で調べてみると、このケースの場合、「話題なっている語を美化すると同時に、言語主体が表現を優雅にしようとする気持ちを表す(女性に好んで使われる傾向があり、時には、ほとんど無意味)」というやつだろう。

まあ、旗の場合「ほとんど無意味」で納得できるのだが、同じコンビニに左のような看板があったのである。
こちらには、「たばこ」「酒」と、「お」はついていない。

「お」は一貫性も破壊してしまうようだ。



2019年6月24日月曜日

緊急地震速報

午後七時二十二分に「緊急地震速報」、いきなり携帯より大音量の警報音がなった。

スワ、これは一大事と、財布、携帯、車のカギを持って身構えたのであるが、結局、御殿場地方は震度1(熱海で震度4)の揺れたか揺れないか分からない程度の揺れであった。

まあ、何事もなくてよかっと、考えることにしよう。
何年か前であれば、ナント大騒ぎなと腹も立てていたのだろうが、ここに来てこの世の中、何が起こっても不思議ではないと、そう思うようになってきたのです。

2019年6月23日日曜日

お籠

一日中家に籠っていた。
籠っていたというよりも、籠らねばならなかったという方が当たっているかもしれない。
来週から期末試験が始まるので、そのテストづくりなのである。
ハ・ハ・ハ。

兎も角、今年は、試験の度に四つの試験を作らねばならないのです。


2019年6月22日土曜日

東海林の姓


この間は「服部」について述べたのであるが、今日は苗字つながりで「東海林(しょうじ)」について。

以前、このブログでも触れたような気はしているが、ここでもう一度インターネットで調べてみた。

「東海林」の姓は東北地方(ことに山形、秋田、宮城県には多い)に散見できる。

この姓は、大陸渡来の林(リン)氏が日本(又は日本の東海地方)に帰着し、日本の林氏という意味で東海林(トウカイリン)と云っていたが、これら林氏の多くは、大陸渡来の承仕師(しょうじし)として、寺院や公家の佛事の雑役などを勤めていたために、いつとはなしにしょうじと呼ばれるようになったらしい。


つまり大陸より東海の国「日本」に渡来した林(りん)氏の役職が寺院、公家の佛事の雑役などを勤める承仕師(しょうじし)であった為に「東海の林(とうかいのりん)氏」=「承仕(しょうじ)師」として永年を経て定着したもの、ということである。

2019年6月21日金曜日

NBAのドラフト

本日の凄い話題は、日本のバスケットボール選手八村塁が、アメリカプロバスケットNBAのドラフトで指名されたことである。
何が凄いのかというと、まだプロで実績のない選手が、高額の年棒を保証されることである。

NBA新人年俸 ドラフト指名された選手の年俸は4年目まで基準額が定められていて、ドラフト1巡目全体1位が最も高く、同2位、同3位と順に差がつけられ、基準額の80~120%の間で球団と契約できる。
契約は2年目までが保証されている。

1巡目9位でウィザーズから指名を受けた八村は約372万ドル(約4億900万円)を基準額に、交渉次第では最大約446万ドル(約4億9100万円)を手にすることになる。
また、2年目の基準額は約391万ドル(約4億3000万円)、最大約469万ドル(約5億1600万円)。契約解除されなければ、4年総額20億円を超える。

うーん、4年で20億円ですぜ。

2019年6月20日木曜日

服部

昨日は「黙字」について書いたのであるが、この「黙字」のひとつに「服部(はっとり)」という苗字がある。
これもカナをふる場合に、どこまでが「はっ」でどこまでが「とり」か?
あるいは「はっと」と「とり」なのか?
なかなかこれは謎だぞ、と思いつつ、いろい調べてみると次のようなことが分かった。

大和朝廷に「機織(はたおり)」の技術で仕えた世襲制の部民(品部)組織を「服部(はとりべ)」と言った。
すなわち、その「機織部(はたおりべ)」が「はとりべ」となり、さらに「服部(はとり)」から「服部(はっとり)」となったということである。

ちなみに、鳥を捕獲する技術で仕えた品部を「鳥取部(ととりべ)」と言い、その「ととり」が「鳥取(とっとり)」となったということである。

2019年6月19日水曜日

黙字

何日か前のテレビ番組で、「黙字」について触れていた。

漢文では訓読の際に読まない字を「置き字」または「黙字」というが、これと同様に日本語の熟字訓の中にも実際には読まない字がある。
例えば、「和泉(いずみ)」の「和」とか、「伊達(だて)」の「伊」など。

漢字にカナをふらなければならない時は、困るでしょうな。
「和泉」だったら、「泉」だけで「いずみ」なのだから。

2019年6月18日火曜日

カレーパンせんべい

新潟「三幸製菓」のせんべいで、「カレーパンせんべい」というのを食べてみた。
面白いのは「カレーせんべい」ではなく、「カレーパンせんべい」ということである。
このせんべいは、まさに「カレーライス」のカレーと「カレーパン」のカレーは違うぞ、ということを宣言したせんべいなのである。

会社の能書きにはつぎのようにあった。
「10種類のスパイスと、隠し味にチーズとガーリックを使用し、コクと旨みの後にスパイスが香る本格的な味わいです。味付けの仕上げとしてカレー味のパン粉をまぶしており、パン粉の“カリカリ感”とおせんべいの“サクサク感”ふたつの食感をお楽しみ頂けます。」

この能書きによると、その言いたいことは、「パン粉のカリカリ感」を味わってほしいということなんでしょうね。

うーん、どうだろう。

2019年6月17日月曜日

賽の河原

どうもインターネットの繋がりに問題があるようだ。
まるで便秘のように、すっきり繋がらない。
どこに問題があるのかは定かではないが、時々こうなるのは以前からである。
今、こうしてブログを書いている時にも安定が得られず、何回も書き始めに戻ってしまい、ウンザしてしまう。

まるでアレですね。
賽の河原で石を積み、もう少しで完成するという時に、鬼が来て壊していく。

うーん、辛いなあ。

2019年6月16日日曜日

Willow Weep for Me

画家モネの特集番組を観ていると、モネの「心の喪失感の象徴」として「柳」の木があげられていた。

そう言えば、ジャズのスタンダード曲に「(Willow Weep for Me) ウィロー・ウィープ・フォーミー」というのがあった。
意味は「柳よ、泣いておくれ」なんだろうが、曲自体もタイトル通り、スロー・テンポの暗い曲である。

しかしながら、よく調べてみると、この曲は1932年にアン・ロネルが作詞・作曲したポピュラー音楽の歌であり、アン・ロネルは「キャンパスの柳の木々の愛らしさに感銘を受け、この素朴な感想がこの複雑な歌の主題となった」とある。
タイトル、曲調、何れも暗いのだが「木々の愛らしさ」となると、イメージが随分異なってきてしまう。
柳の木は「愛らしい」のですかね。

因みに、トミー・フラナガン『Overseas』(1957年)、レッド・ガーランド 『Groovy』(1957年)などジャズの名盤と言われたアルバムの中にも、それぞれ名演としてこの曲は入っているのです。




2019年6月15日土曜日

たふ

今講義している古文の中に、「その道にたへたる人々を乗せさせ給ひしに」の部分が出てくる。

「たへたる」の「たへ」は「たふ」という動詞の連用形であり、「たふ」は「苦痛や困難などに対抗する」意を持つ。
漢字で表現すれば「耐う」や「堪う」となるだろう。
しかしながら、文には「その道にたへたる人々」とあり、「その道に耐えた人々」ではどうもしっくりいかない。

実は、ここでの「たふ」の意は「優れた」であり、それは「十分に能力のある」意となる。
つまり「道」=「和歌や漢詩や管弦の道」の厳しさに「耐えた人々」が、「優れている」の評判を手に入れることができるのだろう。
いつの時代でも、こうなのでしょうがね。


2019年6月14日金曜日

ガソリンの値段が安くなっていた

ここ数日、ペルシャ湾とオマーン湾の間にあるホルムズ海峡付近の雲行きが怪しくなってきており、こりゃあ原油の値上がりだなと、慌ててガソリンスタンドに駆け付けたのであるが、今日実際にガソリンを入れてみると、なんとガソリンは先週よりもリッター三円ほど安くなっていた。

うーん、影響が出るのはもっと先なのですかね。
今更ながら、世界情勢にビクビクする日本のガソリン事情には、憂いさえ感じるのです。

2019年6月13日木曜日

あんたっぷりどら焼き


  

山崎製パンの商品に「あんたっぷりどら焼き」 という「どら焼き」があって、ワタシは今これにハマっている。
「どら焼き」の皮の間に、まるでゲンコツのようなアンコが挟まれていて、アンコ好きにはたまらない一品なのである。

アンコは粒あんであり、さらにマーガリンまで入っているのだ。
そのビジュアルからいっても、身体ににはきっとに良くないだろうの思い大ながら、アンコ好きは禁断の果実を貪る態で頬張るのである。
おおー、なんと罪作りな「どら焼き」であることか。

因みに値段は、一個75円で販売されており、コストパフォーマンスも抜群なのである。

2019年6月12日水曜日

ホタルのパンフレット

ところで(何も書いてないのに、ところでもクソもないのだが)、昨日はホタル観賞会だったのだが、今日はホタル観賞会の会場にあったパンフレットの紹介である。

パンフレットの見出しは「ゲンジボタルの一生」というものであった。
これには、ホタルの交尾から羽化までの図が示されていたのだが、どうもホタルというのは二年がかりで成虫になるらしい。
他の昆虫同様その人生(いやいや、虫だから虫生か)は儚いものである。

その外にも「ホタルの豆知識」というのがあり(なんか書いてあることは支離滅裂ではあったが)、いくつかの知識をワタシに与えてくれた。
日本には46種類のホタルがいて、そのうち幼虫が水の中にいるのは、ゲンジ、ヘイケ、クメジマホタルの3種類だけ等。

ただよく分からないのは、「ゲンジボタルは、水が綺麗で緑が豊かで、大気が澄んだ地域に生息、ヘイケボタルは、同じような場所の、田園や畑の周辺に生息」のくだりで、この文面で判断すると、「ゲンジボタルは、田園や畑の周辺」には生息しないことになってしまう。
ワタシの以前住んでいた家の前は田んぼであったが、ゲンジボタルが乱舞していたのですがね。


2019年6月11日火曜日

ホタル観賞会

一体どうしたのだろう。
パソコンの動きが急に鈍くなってしまった。
この現象は今までも何回か見られたのであるが、今日は一段と遅い。

昨日は、三島の市民文化会館で行われたリサイタルについてブログに載せたのであるが、この文化会館の隣には「楽寿園」という庭園をメインとした施設がある。
たまたまこの日は、「ホタルの観賞会?」ということで入園料が無料となっていた。
無料という言葉に弱いワタシは、リサイタル開演まで多少の時間があることを確認して、ホタルの観賞会を覗くことにした。

「さてさて、ホタルの観賞などひさしぶりじゃ」と、張り切って園内に入ったのであるが、ホタルの乱舞を期待していたワタシは、見事に裏切られたのである。
まだ時期が早かったのか、あるいは遅かったのか、中に入ると小さなテントのようなものがあり、入園者は数分並んでテントの中に。
「オヤオヤ、ホタルなんぞいないではないか」と、ジーッと目を凝らすと水槽のような容器の中に、緑色の光がひとつ。

うーん、これが「ホタル観賞会」かあ。


2019年6月10日月曜日

ジョイント リサイタル

一昨日は、N西の芸術科教員K先生のジョイント リサイタルに行ってきた。
K先生は声楽専攻で、第一回の「ずんぶり浸る展」オープニング・コンサートをお願い・快諾していただき、以来第四回までずっとお世話になっていた方である。

ワタシはN西で再任用の教員を務めるまで、声楽とは無縁であったのだが、「ずんぶり浸る展」のコンサートを通じあらためて声楽の素晴らしさを知った次第である。

さて、歌唱はイタリアの作曲家ドナウディの「ああ、愛する人の」で始まった。
プログラムノートには、「最愛の人を喪った悲しみを歌っていて、感傷的で切なく響くメロディ」とある。
K先生の歌唱を聴いていると、歌というのは感情移入が如何に大切なことであるかが理解できる。
また、歌唱が始まると会場の空気が一瞬にして変わることも驚きであった。
やはり、ひとつのことにカケルというのは、こういうことなんでしょうね。


2019年6月9日日曜日

慎んでお詫び申し上げます。

昨日新潟の友人からメールがあって、以前の「水道管」の記事にマチガイあるとの指摘。
おおー、指摘の通り。
1億円の十倍は10億円であり、1兆円ではなかったわい。
ここでブログを読んでいただいた方々に、謹んでお詫び申し上げるとともに、訂正いたします。

それにしても、有難いことです。
こうやってマチガイを指摘してくれる友人がいるということは。
と、書いている間にだいぶ空間が埋まったなあ。
(最近、ブログネタが無くて毎日苦労しているのです。)
これも有難いことです。

再び新潟の友人に感謝、合掌。



2019年6月8日土曜日

六月

六月というのは、カレンダーの上でも祝日がなく、学校行事も凡そ五月の下旬に(一部は六月にかかる場合もある)終了してしまうので、学校の仕事を生業にしている者にとっては、何か変化に乏しい月なのである。
また、気候のほうも、これが中途半端であり、服も夏仕様の半そでになったかとおもうと、急に気温が下がり、再び長そでが登場してくるのである。

まあ、長い一年の間にはこんな時があっても良いのかね。

2019年6月7日金曜日

「刺身」は何故「刺身」?

新聞のテレビ欄を見ていると、今晩の番組(チコちゃんに叱られる)では「刺身は何故刺身と言うのか」の問いがあることが分かった。
そこで、チョイト先回りして、ネットでこのことを調べてみることにした。

ITmedia ニュースには次のようにある。

昔の武家社会では「切る」という言葉の縁起の悪さを忌み嫌っていた。なので、関東では「切り身」より「刺身」が使われるようになったのです。それに対して、関西では魚を切ることを「つくる(作る、造る)」と昔から表現しており、そこから「お造り」と呼ばれるようになりました。

文章の中の「なので」は気になるが、およそこのような理由なのだろうか。
果たして、今晩の番組ではどのような解答が出てくるのか楽しみである。


2019年6月6日木曜日

1キロ1億円

何気なくテレビを見ていると、水道管の工事費用について触れていた。

水源から我々に水を供給してくれている水道管、耐用年数は凡そ四十年ほどであるそうだ。
そして、耐用年数を超えた水道管を交換しようとすると、その費用は1キロにつき1億円だという。

へー、1キロ1億円なら、10キロ1兆円ではないか。
町だとか市の単位で考えるならば、10キロなどすぐ超してしまう。

やるべき時にやっておかないと、これもまた次の世代に、ツケをまわすことになってしまいますね。



2019年6月5日水曜日

皮膚常在菌

英国の保険会社の報告に、「スマホの画面はトイレの便座よりも汚い」というのがあったそうだ。
しかしながら、こういう脅しにのって異常なまでの清潔志向は自分で自分の首を絞めることになってしまうらしい。

そもそも人間には皮膚常在菌という菌が、約10種類ほどすんでいて、この菌がバリアーとなり、外敵から皮膚を守っているのだという。
清潔志向により、必要以上の手洗いをして、これらの菌を排除してしまうと・・・・・
結果は明らかなのである。

2019年6月4日火曜日

意外と落ち着かず

G南は学校祭代休のため午前中の授業がなくなる。
ゆっくり午後のT高にと思っていたのだが、これが意外と落ち着かない。
やはり、人間というのは一定のリズムで生活しているのだろう。

リズムが狂うと、頭と身体が狼狽えてしまうのである。


2019年6月3日月曜日

8050

先ごろ起きた登戸の殺人事件で再びクローズアップされた問題に、8050問題というのがあるという。

これは、ひきこもりの長期化、高齢化から引き起こされる社会問題だ。
主に50代前後のひきこもりの子どもを80代前後の親が養っている状態を指し、経済難からくる生活の困窮や当事者の社会的孤立、病気や介護といった問題によって親子共倒れになるリスクが指摘される問題である。

さらに、8050問題とリンクしてくる問題に、2030年問題がある。

2030年問題とは、2030年を迎える頃に表面化するいろいろな問題のことを指す。原因の根本にあるのは、人口構造の変化である。高齢化の流れは更に進み、2030年における日本の総人口予測は約1億1,912万人と減少するうえに、その内の31,1%にあたる約3,715万人が65歳以上の高齢者となり、3人に一人が65歳の高齢者となるのだ。

イヤハヤ、これからは夢も希望もない未来となってしまうのだろうか。

(写真は、秩父宮記念公園にある屋敷内の電気スタンド。)

2019年6月2日日曜日

ボヘミアン・ラプソディー

ポスター画像遅ればせながら、昨年話題になった映画「ボヘミアン・ラプソディー」を、DVDで観る。
「ボヘミアン・ラプソディー」とは、イギリスのロックバンド・クイーンのボーカルだったフレディ・マーキュリーに焦点を当て、バンドの結成から1985年に行われた「ライブエイド」でのパフォーマンスまでを描いた伝記映画である。

あらすじは凡そ次のよう。

1970年、ロンドン。ライブ・ハウスに通っていた若者フレディ・マーキュリーは、ギタリストのブライアン・メイとドラマーのロジャー・テイラーのバンドのボーカルが脱退したと知り自らを売り込む。二人はフレディの歌声に心を奪われ共にバンド活動をし、1年後、ベーシストのジョン・ディーコンが加入。バンド名は<クイーン>に決まり、4人はアルバムを制作し、シングル「キラー・クイーン」が大ヒット。個性的なメンバーの革新的な挑戦によって、その後もヒット曲が次々に生み出され、フレディは“史上最高のエンターテイナー”とまで称されるようになる。しかし、栄光の影で次第にフレディはメンバーと対立し孤独を深めていくのだった…。

「クイーン」というバンドはワタシにとって、リアルタイムではなかったが、その音楽性はピッタリとハマった。
「クイーン」の四人は、イギリスのロックバンドには比較的珍しい(ロックそのものがどちらかというと労働者階級の反社会性をエネルギーとしているように思うのです)、出自が中流階級でありバンド結成時は皆大学生でもあった。
したがって、彼らにはロックといっても、そこはかとないインテリジェンスが感じられたのだ。
「ロックなんだが、これはチョイトちがうぞ」である。
今思うと、へそ曲がりのワタシはここにハマったようなのです。



2019年6月1日土曜日

虞美人草

近所の畑のポピーである。
ポピーとは、色とりどりの花を咲かせるケシ科の植物の総称なのだそうだ。

そのポピーの中に「ひなげし」がある。
「ひなげし」は「雛芥子、雛罌粟」とも書く。
また「虞美人草」ともいう。

グビジンソウ「虞美人草」名は、中国の伝説に由来している。
高校生の学習する漢文の教科書には「史記」が載っており、項羽の愛人のことが書かれている。

秦末の武将・項羽には虞と言う愛人がいた。項羽が劉邦に敗れて垓下に追い詰められた時に、死を覚悟した項羽が詠った垓下の歌に合わせて舞った。

力拔山兮氣蓋世 (力は山を抜き、気は世を覆う)
時不利兮騅不逝 (時利あらずして 騅逝かず)
騅不逝兮可奈何 (騅の逝かざる 如何すべき)
虞兮虞兮奈若何 (虞や虞や 汝を如何せん)

この舞の後に彼女は自害した。
彼女を葬った墓に翌夏赤くこの花が咲いたという伝説から、こう呼ばれる。
なお、虞美人の自害云々については、女性の貞操がとやかく言われるようになった北宋代からであり、『史記』、『漢書』ではそのような記述は無いという。