2019年6月20日木曜日

服部

昨日は「黙字」について書いたのであるが、この「黙字」のひとつに「服部(はっとり)」という苗字がある。
これもカナをふる場合に、どこまでが「はっ」でどこまでが「とり」か?
あるいは「はっと」と「とり」なのか?
なかなかこれは謎だぞ、と思いつつ、いろい調べてみると次のようなことが分かった。

大和朝廷に「機織(はたおり)」の技術で仕えた世襲制の部民(品部)組織を「服部(はとりべ)」と言った。
すなわち、その「機織部(はたおりべ)」が「はとりべ」となり、さらに「服部(はとり)」から「服部(はっとり)」となったということである。

ちなみに、鳥を捕獲する技術で仕えた品部を「鳥取部(ととりべ)」と言い、その「ととり」が「鳥取(とっとり)」となったということである。

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