2016年8月31日水曜日

台風一過

台風10号は岩手県や北海道に大きな被害をもたらして日本海のほうへ抜けていった。

台風一過の晴天。
再び夏の陽射しが襲ってきたのだが、その暑い陽射しの中、水曜テニスをしてしまった。
「してしまった」ということは、やらない選択もあったように思われるのだが、これがちがうのです。

謂わば、高校生の部活のように我々の水曜テニスは、行きたくなくても行かねばならないのです。
何故なら、メンバーの中でワタシが一番年下だから。

写真は、諏訪大社の秋宮にあった奉納の菰樽(こもだる)。

2016年8月30日火曜日

さざれ石


先日の長野行きでは諏訪にも立ち寄った。

諏訪と言えば「諏訪大社」である。
諏訪大社には、上社と下社があり、さらに上社には本宮と前宮、下社には春宮と秋宮がある。
観光客が一番訪れるのは、おそらくメインルートに近い「下社の秋宮」であろう。
ここは古来、中山道と甲州街道の分岐点にあり、いわゆる宿場として栄えたからだ。

秋宮には去年も「展覧会合宿」で訪れていたのだが、今回もまた来てしまった。
ワタシは、ここの神社の佇まいが好きなのかもしれない。
それはそうと、今回この秋宮で新たな発見があった。
今まで何回も来ているのに気づかなかったのだが、ここには「さざれ石」があったのだ。
「君が代」に出てくる例の「さざれ石の」の「さざれ石」である。

説明書きによると、さざれ石とは、「石灰が雨水に溶解され粘着力の強い乳状液(鐘乳石と同質)となり、何千年何万年もの間に小粒な石を凝結して次第に大きな巌となり、苔むしてくる石」なのだそうだ。

うーん、何万年かあ。
すごい、スケールだね。



2016年8月29日月曜日

御殿場「えびせんべいの里」

御殿場には「えびせんべいの里」という、えびせんべいを販売する所があって、大きな駐車場を備え、観光客を呼び込んでいる。

ここで特筆すべきことは、ここでの試食スタイルである。
何種類か分からぬほどの、えびせんべいがケースに入れられており、来場者はそれを自由に試食できるのだ。
さらに二階の休憩スペースに行くと、写真のように、珈琲やお茶が無料で飲めるようになっている。

この珈琲やお茶が結構美味いのだ。

「えびせんべいの里」というのが会社名であるのだが、この会社は本社が愛知県の知多郡にある。

昭和23年設立で、もともとは「白藤商店」と言った個人商店であったようだ。
ネットでいろいろ調べてみると、「社是」というものが出てきた。
下にそれを引用してみる。
主語がないような気もするが、そこがなかなか面白い。
「社是」にはこのように書かれている。

「えびせんべいの里という機会を得ることにより自身の能力を最大限に発揮し、最大の生き甲斐の原点となし、自己実現の場とする。」

社是なのだから、最初に「社員は」がつくのだろう。
つまり、「社員は会社にはいったからには、自分の能力を最大に発揮、会社を自分の生き甲斐とし、自分を表現する場としよう。」といったところか。

ただ、ワタシが疑問なのは「自己実現の場とする」の部分である。
「自己実現」という言葉、「自己」を「実現」するとは一体どういうことなのかが、どうも曖昧でよくわからんのですがね。






2016年8月28日日曜日

ディープオーシャン

ブーメラン台風は結局、関東地方よりも北の地域、東北の仙台あたりに上陸しそうな雰囲気となってきた。
仙台に上陸する台風など、まず聞いたことがない。
ナンチュウ台風なんだろう。

夜、NHKの特集番組、「ディープオーシャン(光る生物たちの王国)」を観る。
「探せ!深海モンスター、大峡谷へ」の副題がついているように、深度600メートル、またそれより深い深海の生物が紹介されているのだが、実におもしろい。

それにしても、深海の魚やクラゲの何と光ることか。
深海生物たちは、自分自身で見事に発光しているのである。

(写真は、一昨日諏訪で立ち寄った日本酒の醸造元「麗人酒造」



2016年8月27日土曜日

この夏の「ベルジェ」

いつもながらのワクワク感。
いつもながらの美味しさ。
いつもながらの幸せ。

今年の夏のベルジェであった。

一番上の写真が料理に添えられる自家製のパン。
美味いんだなあ、これが。
いつも食べ過ぎてしまう。
パンの上にチラリと見えるのがパンに付けるためのバター。
二番目の写真が「焼きもろこしの冷製ポタージュ」
以前から食べたい、食べたいと思っていたのだが、やっと念願がなった。
何と表現したら良いのだろうか。
一言で表現するならば、想像を超えた濃ーい味のポタージュである。

三番目の写真がメイン料理の「信州牛の煮込み玉ネギのグラッセ添え」
勿論、この煮込みも美味い。
食べた途端に牛肉はほろほろととけて行くようだった。
「グラッセ」とは、フランス料理用語で、つやを出す調理法。
バター・砂糖を加えたブイヨンでつやよく煮た野菜であるという。

今まで、聞いたことのある「グラッセ」はマロングラッセのように、木の実を甘く煮て砂糖をまぶしたものというイメージであったが、こんな「グラッセ」もあったのだ。

ベルジェにはもうひとつ楽しみがある。
デザートだ。
今回は興奮していて、写真に記録するのを忘れてしまったが、当然これも幸せを感じさせてくれる。
今回のチョイスは、「グレープフルーツのジュレ・マンゴーのシャーベット添え」

いつもながらのワクワク感。
いつもながらの美味しさ。
いつもながらの幸せであった。










2016年8月26日金曜日

長野旅行

長野旅行の一日目である。
この旅行うとrの目的は勿論「ワイン・ビストロ・ベルジェ」のフランス料理である。
今日も期待を裏切ることのない料理であった。
夜の食事のために長野。
なんと贅沢な、と思われるかもしrwないが、この食事についてはそれだけの価値があるのだから仕方がない。

今日も納得の二時間であった。
写真は宿泊先のホテルから外を写したもの。
長野は雨ふりであった。

2016年8月25日木曜日

「異類婚姻譚」

風10号の動きがニュースになっている。
まさに、ブーメラン台風なのだ。
台風がUターンするのだから。
来週の火曜日あたりが危ないようだ。

2016年3月期の芥川賞、本谷有希子「異類婚姻譚」を読む。

「譚」とは「話」の意。
この話は「奇譚」というべきものであろう。
「ある日、自分の顔が旦那の顔とそっくりになっていることに気が付いた。」
で始まるこの話は、妻と夫が馴染むともともとの顔が崩れて似てくるという奇妙な設定である。

「結婚や男女の共生とは、呑み込むか呑み込まれるか。」高樹のぶ子の選評が実にわかりやすかった。

2016年8月24日水曜日

病院

自分の母親を定期診察のために、かかりつけの病院まで連れて行く。
最近の病院というのは、どうしてあんなに混むのだろう。
10時前に受け付けしたのだが、診察は12時過ぎであると。
行く前から覚悟はしていたのだが、ちょっと診てもらうだけで、二時間以上待つことになるのだ。
要は、常用している薬がきれて、次の薬が欲しいだけなのだが、その薬を手に入れるために診察を受けなければならない。
これは、壮大なムダではないか。

薬だけで済む人は、薬をすぐにもらえるようにすれば良い。体調が悪くもないのに、どこに診察の必要があるのだろうか。
一方、診察を受けたい人は、薬だけの人が抜けた分、診察までの時間が短縮できる。
両方助かるではないか。

このシステム、日本だけの医療システムなのだろうか。


2016年8月23日火曜日

プレッシャー

台風九号は各地に被害をもたらしながら、北海道の彼方に去って行った。

NHKの特集番組、金メダル知られざる闘い「勝負を分けた着地、体操史上最高の闘い」を観た。

ほんとうに「知られざる」である。
我々は、オリンピックの放送される一部分だけを見ているにすぎない。
しかしながら、アスリートにかかっていくプレッシャー、これはとんでもないものであった。

内村航平選手の金メダルは、最後のフンギリがもたらしたものであった。
スポーツ全般そうであるのだろうが、体操という競技が斯くもメンタルに左右されるものだったとは。


2016年8月22日月曜日

「考えるな、感じろ」と「感覚にたよるな」

 朝、新聞を読んでいて、気になる記事が二つあった。

ひとつめは、ブルース・リー、言わずと知れたカンフースターであるが、そのブルース・リーの代表作「燃えよドラゴン」の中の台詞についての記事である。
弟子に武道の極意を場面での台詞。
「考えるな、感じろ」。つまり、「物事を深く考えすぎると行きずまり、自由な発想が生まれてこない、全身の感覚を研ぎ澄ませることが大事である。」ということらしい。
芸術なども同様だろう。

そして、もうひとつが「最多メダル咲いた改革」という、今回のリオ・オリンピックに関連した記事である。
リオ・オリンピックでの柔道選手好成績の要因にはータ主義の徹底が挙げられるということだ。
「感覚に頼るな」。
男子柔道の監督の口癖であるそうだ。
実際、柔道競技初日に日本のコーチ陣は、審判がいつもより「指導」をとらないことを分析。
ひとつめの「指導」が勝負を分ける可能性が高まることに気づき、積極的な攻めを促したということである。

「考えるな、感じろ」。ブルース・リー
「感覚に頼るな」。井上康生
両方とも今朝の新聞の記事である。



2016年8月21日日曜日

台風近づく

台風9号が北海道に上陸、農作物などに、だいぶ被害が出ているようだ。
一方、11号は静岡県から関東地方をねらって上陸する恐れがあるそうだ。
西よりの上陸となれば、こちらの方もかなりの強い雨や強い風を覚悟しなければならないだろう。

本日は日曜日であるのだが、日曜という感じはちっともしない。
そりゃあそうだ。
ここのところ毎日が日曜のようだから。
相変わらず、怠惰な生活を送っているワタシである。

テレビで歯にくっつかない「トウモロコシの食べ方」を紹介していた。
我々は普通、トウモロコシを横にして食べるが、これを縦にして食べると良いのだそうだ。
今度、さっそく試してみることにしよう。

2016年8月20日土曜日

400メートルリレー

オリンピックもいよいよ終盤といったところだろうか。
今回のオリンピックでは、日本選手の活躍にいろいろ驚かされている。
そして、今日もまた驚きの結果が。

なんと、男子の400メートルリレーにおいて、日本チームが銀メダルをとったのである。
四人のメンバーは、個人種目の100メートルでは一人も決勝に残ることが出来なかった。
日本チームで、100メートルを十秒以内で走ることのできる選手は一人もいないのである。
おそらく、決勝に出てきたチームで、このようなチームは日本チームだけだろう。
そのチームが、九秒台の記録を持つ選手が何人もいる、アメリカとかイギリスなどのチームに勝ってしまったのだから。
まさしく、総合力の勝利である。

うーん、なかなかやるね。


2016年8月19日金曜日

熱中症

二、三日前に体調がきわめて悪い時があった。

何が原因なのかさっぱりわからない。
身体が重く、だるい。
多少の熱もあるように感じたのだが、特に体温をはかるようなこともしなかった。
私の場合、熱がある時は風呂に入る時に悪寒があるので、いつもそれを目安にするのだが、今回は、それもなかった。

頭痛や腹痛がなく、熱もない。
ただ、身体がいたってだるい。

で、今日新聞をみると、これは典型的な熱中症であることが分かった。
熱中症はなにも屋外で起きるとは限らないようだ。
それほど無理なことをしていなくても、加齢によって起こるのだそうだ。

うーん、ワタシはやっぱりジジイだな。




2016年8月18日木曜日

最後まであきらめない。

パソコンのネット接続が回復。

朝、起きると、リオ・オリンピック女子レスリングにおいて、金メダルラッシュがあったことが報じられていた。
レスリングは、昨夜(昨夜といっても、日付は変わっているので、今朝なのかもしれない。)遅くまで、観ていたのだが、限界を超えたので寝てしまったのである。
それが、朝目覚めてみると、すべて逆転の金メダル。
レスリングのことはよく分からないが、これは凄いことである。

「最後まであきらめない。」
これがキーワードだろう。
N西の受験生諸君、「最後まであきらめない。」だよ。

2016年8月17日水曜日

ネット接続ができん

パソコンでのインターネットの接続があまり調子がよくない。
思い当たるふしはないのであるが、パソコンではアクセスできないのである。
一年に一度程度、このような状態がjあるので、何かしらの原因はあるのだろうが、私にはとんとわからんのでおます。

というわけで、今日はタブレットからのブログ。

2016年8月16日火曜日

台風近づく

台風7号が日本列島に近づいている。
幸いなことに、列島直撃は無いようだが、列島に沿って北に向かって行くようだ。
その影響だろうか、昨日は静岡県でも大雨警報の出たところがあった。
御殿場地方は朝から晴れ。
晴れ過ぎてしまって、暑さが身にこたえた。

沼津に所用があって出かけたのだが、ついでにN西にも行ってみた。
教室では後期の補習が始まっており、三年生の一生懸命頑張っている姿が見受けられた。

ここが勝負だよね。
受験生ファイト。




2016年8月15日月曜日

芙蓉

本日より、先週撮ってみた御殿場秩父宮記念公園の花シリーズである。

夏は花の種類も豊富である。
ただし、私は、花の名の知識が至って乏しいので何の花であるかはほとんど自信がない。

白い花、芙蓉の一種であろうか。
芙蓉というのはアオイ科フヨウ属の落葉低木であるという(ウィキペディアで調べてみた)。
芙蓉は蓮(ハス)の美称でもあることから、特に区別をするときには「木芙蓉」とも呼ばれるそうである。

ふーん、蓮の花とはあまり似ていないような気がするのですがね。

2016年8月14日日曜日

日曜テニス

日曜日であったがテニスの誘いがあり、裾野の総合運動場テニスコートまで出掛ける。
最初は霧雨、後くもりという、有る意味真夏の運動にとってはベストコンディションであった。
気温が低いと、それだけ身体も動くってえもんだ。
午前中たっぷり動いたので午後は昼寝。

さて、テニスコートの近く、隣の裾野球場では、早くも来年春の選抜高校野球静岡県東部地区予選が始まっていた。
驚くべきはその時期だ。
選抜は、来年の春ですぜ。
夏の甲子園の戦いが、今まさに行われている最中に、春の甲子園の予選が行われているのだ。

と言うことは、今日負けてしまったチームは来年の7月に行われる夏の甲子園予選まで、大きな目標が消えてしまうのではなかろうか。
勿論、スケジュールが窮屈になることを恐れ、今頃から予選を開始するのだろうが、如何せん早すぎるような気がする。



2016年8月13日土曜日

宗教とは何か?2時間スペシャル

池上彰の「ニュースそうだったのか」という番組を見ていて、いろいろなことが分かった。
その中から、ほんの一部を紹介してみる。

本日の特集は宗教であったのだが、例えば「キリスト教の神父と牧師の違い」。
これは、カトリックとプロテスタントの違いのようだ。
カトリックが神父で、プロテスタントが牧師。
プロテスタントとは、そもそもの意味が「異議を唱える人」で、カトリックの戒律に「異議を唱えて」出て行った人たちであるということだ。

次に仏教。
これは有る程度理解していたが、仏教には大乗仏教(日本に伝わった)と上部座仏教(主に東南アジアのタイとかカンボジアに伝わっている)があること。
大乗仏教は「すべての人が救われる」のに対して、上部座仏教は「修行した人が救われる」ということだ。

上部座仏教は、私が学生の頃は「小乗仏教」と言っていたのだが、これは大乗仏教側からの優越的な言い方で、今は「上部座仏教」となったということだ。

2016年8月12日金曜日

腰が高い

写真は以前のブログに登場した「黙想館」の入り口。

今晩、ナントカいう番組を見ていると、「腰が低い」の対義語に、横柄な態度を表す言葉で「腰が高い」の語があるということを説明していた。
ほんまかいなと、国語の辞書(大辞泉)をみると、「他人に対しておごり高ぶっていることや、横柄である」と載っている。
へー、そうなんだ。

「腰が高い」ではなく「頭(ず)が高い」という言葉に、「横柄である」という意味があるのは分かるが、「腰が高い」は気づかなかったね。

もっとも、大辞泉には「腰が高い」と「頭が高い」は同義語となっているので、腰と頭の差は私が思うほどないのであろう。




2016年8月11日木曜日

七人制ラグビーの快進撃

暑さが一段落。
現在、部屋の中で27度である。
やれやれですなあ。

オリンピックの七人制ラグビー。
なんと、予選を突破した日本チームが、フランスを破ってベスト4に進出。
鮮やかな逆転勝ちであった。
本当にこれは奇跡だ。
予選では日本に敗れた、あの十五人制ラグビー・ランキング一位のニュージーランドが予選敗退。
こんなことってあるのだなあと、しきりに感心する私であった。


2016年8月10日水曜日

番狂わせ

オリンピックの七人制ラグビーで、ナント日本がニュージーランドに勝利するという事件が起きた。
あの、十五人制ラグビー、世界ランキング一位のニュージーランドですぞ。
十五人制ではないとはいえ、これは大金星である。
残念ながら、次のイギリス戦には僅差で負けてしまったのであるが、次の決勝ラウンドに進むことができるチャンスは十分にある。

今日は、ラグビー以外でも画期的なことあり。
カヌー競技でアジア初のメダルや競泳の自由形リレーでも1964年の東京オリンピック以来のメダルもあった。

今日はきっとそういう日なんだろう。

2016年8月9日火曜日

猛暑日

写真は以前、ブログに載せたYMCA「黙想館」の屋根越しに見た富士山である。

御殿場でもついに気温が34度を超えたという。
これは滅多にないこと。
現在、夜の九時半過ぎだが、まだ気温30度を超えているのだ。
なんてえことだ。
さらに隣の山梨県の身延町では、日本列島で最高の39度超え。
この猛暑日は、いったいいつまで続くのだろう。

歳をとってくると、人間、寒さよりも暑さに参ってしまうのだろうか。



2016年8月8日月曜日

ブリッジ・オブ・スパイ

ブリッジ・オブ・スパイ 2枚組ブルーレイ&DVD(初回生産限定) [Blu-ray]「ブリッジ・オブ・スパイ」という映画を観る。
私の好きなコーエン兄弟が脚本を書いて、スピルバーグが監督、主演俳優がトム・ハンクスという結構豪華な作品である。

1957年、アメリカの弁護士ジム(トム・ハンクス)はソ連のスパイの弁護を無理矢理任される。
さらにジムは、ソ連に捕まったアメリカの諜報員とソ連スパイの交換交渉の任を命じられるといった話であるのだが、これは、第二次世界大戦の直後のアメリカとソ連の冷戦期を舞台にした実話だという。

法律や憲法を守るための孤独な戦いに挑む弁護士の話だ。
またこの話は「法の埒外に置かれ、何者でもない存在にさせられた者に寄り添う」、「シンドラーのリスト」とか「E・T」などにも見られるスピルバーグ的主題だともいう。

地味なほんとうに地味な映画ではあるが、後味の良い映画であった。


2016年8月7日日曜日

イゾラド

毎日、毎日、暑さを更新しているような日本列島である。
今日も朝から茹だるような暑さであった。

オリンピックの方もいよいよ競技が始まる。
競泳は初日から金メダル、銅メダルと順調のようだが、
柔道も体操も、期待したほど楽には行かないようだ。
物事、何でもナメタラアカン。

夜、NHKの「大アマゾン」というドキュメンタリー番組を観た。
そこに登場したのが文明との接触を持たない民族「イゾラド(隔絶隔絶された人々の意)」である。
彼らはアマゾンの奥地で生活する裸族だ。
ペルー政府は何度か接触を試み、実際に会うことが出来たのだが、結局数度の接触だけで彼らは再び森の奥に入っていってしまった。

何はともあれ、ワタシが驚いたのは、この21世紀になっても、このような未知の人たちが地球上にいたということだ。
おそらく彼らにしてみれば、現在の文明と関わり合うチャンスがないこともないのだろうが、彼らはきっと自らの意志でこれを望まなかったのではなかろうか。



2016年8月6日土曜日

リオ・オリンピック始まる

リオ・オリンピックが始まった。

思えばワタシがオリンピックを初めて意識したのが、1960年のローマ・オリンピックである。
まだ小学生であった自分に強烈なイメージを残したのが、体操の個人総合で優勝した小野喬という選手と、競泳の自由形で銀メダルを取った山中毅という選手であった。
1964年の東京・オリンピックのひとつ前のオリンピックである。

さて、それから56年。
二回目の東京・オリンピックは2020年に開催されるが、そのひとつ前の2016年リオ・オリンピック。
ここでも恐らく体操の個人総合と競泳では強烈な印象を残してくれるような気がする。

これも因縁なのだろうか。

2016年8月5日金曜日

作品の見せ合い

ニュースでは、今年最高の暑さであることが告げられていた。
確かに今日の沼津の暑さは、ただものではなかったなあ。

昨日、書道のSさんと打ち合わせをする。
打ち合わせというよりも、お互いの作品を見せ合って、調整の作業をするのである。
実はこの「作品を見せ合い、調整する」瞬間が我々の展覧会の最も緊張する瞬間なのである。
多少オーバーに言うなら、写真と書の激突の瞬間だ。
「うーん、そう来たか。」
と、相手の出方を確認するのである。

そして、種田山頭火という俳人の作った句に対して、お互いどのようなアプローチをしたのかが、ここで判明するのである。

おおー、心は、だんだん戦闘モードになってきたぞ。

2016年8月4日木曜日

信賞必罰

N西ではオープンキャンパス。

ワタシも「質問コーナー」係りということで、生徒会の生徒二人に付き添う。
「質問コーナー」係りとは、オープンキャンパスに訪れた中学生や保護者の学校に対しての質問に答える係りである。
「いつもそれほどの質問はありませんよ。」の言葉とは裏腹に、結構訪れる人あり。

さて、生徒会の生徒と、質問に訪れる人を待つ間に四字熟語の「信賞必罰」という熟語が話題となった。
件の二人は残念ながら理解してはいなかったようだが、この言葉、意味は「功があれば必ず賞し、罪があれば必ず罰する」である。
この中で、意外と理解されないのが「信」である。
「信」は「まこと」の意味であり、イコール「必ず」でもある。

受験生の三年生諸君、分かったかな?


2016年8月3日水曜日

息抜き

YMCA東山荘の建物入り口である。
勉強合宿もいよいよあと一晩。
疲れもピークに達しているとは思うが、今夜もきっと受験生たちは頑張ってくれることだろう。

授業と授業の合間の休み時間には、息抜きのためだろうか、ロビーに座っている私のところに受験生がやって来て、たわいもない話をしていってくれる。

こんなときの触れ合いが結構楽しいのは、やはり私が歳をとったせいだろうか。

2016年8月2日火曜日

黙想館

N西の勉強合宿の講師ということで、昨日から今日にかけてYMCA(ヤング・メンズ・クリスチャン・アソシエーション?)東山荘に宿泊をする。
去年の三年生とも合宿をしたので、この施設は二年連続である。
日程表には朝六時半起床、この自信、まったくなく(普段の夜更かしのなせる業)、生徒のMさんに部屋の電話を五回鳴らす、モーニングコールをお願いする。

講義が中心となる合宿なので、施設の周辺には目が行き届いていなかったのであるが、朝食後M先生と周辺の探索。
途中、ふと「黙想館」という看板が目につき行ってみた。

おおー、これはなんてえことだ。
この建物、言ってみればミニ教会である。
中に入って見て驚いた。
その写真が右の写真である。窓越しの富士山の素晴らしさよ。
手前には説教を聞くための座席(そうです、ここはキリスト教の施設なのです)。
さらに手前の十字架の向こうに大きな窓。
そして外に富士山。

建物を設計するときに、すでに富士山を計算に入れているのだ。
設計者の確かさに畏れ入ってしまった私であった。

2016年8月1日月曜日

はづき

八月、葉月(はづき)である。
「はづき」には諸説あって、旧暦では八月は現在の九月から十月あたりになるため、葉が落ちる月(葉落ち月)ということで「はづき」。
また稲の穂が「張る」ので「はづき」。
また渡り鳥である雁が「初めて飛来する初月」ということで「はづき」なんてえのもあるそうだ。

今日からN西のSクラスの勉強合宿がはじまった。
合宿場所は、御殿場のYMCA東山荘という青少年のためにつくられた研修施設だ。