そろそろ十月に開催した写真展の総括したいと思う。
芹沢光治良記念館での写真展も十回を越してきたのであるが、ワタシの頭の中には次回の写真展の展示イメージは出来上がっている。何故ならここ数回は展示がパターン化してきており、後は「タイトル決め」さえすれば良いのである。(何だか横柄になってきている自分を感じるなあ。)
というのも、会場には八つの壁面があり、そしてその一つの壁面に展示する作品は各々三作品(スペースからしてそれ以上は無理)である。したがって、まず全体のタイトルを決め、そのタイトルに添った小タイトルの作品を三点ずつ展示するという訳だ。(歳を取るとパターン化ということは大事なことなのです。)
さて、いよいよ肝心な総括であるが、私にとっての写真とは何かを考えてみる。以前ブログにも書いた(1912.2.11)文章を引用すると、このような感じであろうか。
ワタシにとって写真とは「普通のモノを普通に撮る」ことである。従って、「シャッターチャンス」などという言葉はありえない。写真を撮る対象とか、時間が問題なのではなく、写真を撮る自分自身の心が重要なのである。「どのような気持ちで、どのように撮るのか」が私にとっては、最も大事なことなのだ。
素人が偉そうなことを言っているように思えるかもしれないが、今のカメラというのは、技術的なことはほとんどがカバー出来てしまう。写真技術だけに限って言えば、素人でも玄人と遜色ない写真が撮れてしまうのだ。いやらしい言い方をするなら、お金さえかければ、技術的なことはなんでもできてしまうのである。だからこそ、心が大切・・・・・なんですがね。
このような観点からすると、今回の写真展も十年以上経った今でもコンセプトは変わっておらず、自分を褒めてあげたいのである。
0 件のコメント:
コメントを投稿