昨日は「てやんでぇ」についてかいたのだが、今日は其のあとによく続く台詞「べらぼうめ」の「べらぼう」である。
「べらぼう」は漢字で「箆棒」と書くが、これは当て字であり、語源は江戸時代に見世物小屋で評判になった奇人に由来するそうである。
その奇人は全身が真っ黒で頭がとがり、目は赤くて丸く、あごは猿に似て非常に容貌が醜く、愚鈍なしぐさで客を笑わせていた。奇人は「便乱坊(べらんぼう)」「可坊(べくぼう)」と呼ばれていたことから、「馬鹿」や「阿保」の意味で「べらぼう」という語が生まれた。
やがて、人を罵る言葉は普通でない者に用いられることから意味が派生し、程度が酷いことや筋の通らないこととして使われるようになった。以上、語源辞典より。
0 件のコメント:
コメントを投稿