暑いと外に出ることも「億劫(おっくう=面倒くさい)」になるのだが、だからと言って、部屋の中にじーっとしているのもツライものだ。
ところで、「億劫」はなんだ。
「億劫」とは元々仏教用語であり、「非常に長い時間」を表していたそうだ。
「劫」はサンスクリット語「kalpa」の音写で、古代インドで最長の時間の単位を示しす。
「一劫」の長さは、100年に一度天女が高い岩山に舞い降りてきて羽衣で頂上を撫でて、その摩擦によって岩山が消滅する時間、簡単に言うと「無限に近い時間」を表す。
この「一劫」の一億倍が「億劫」で、か考えられないほどの長い時間んを指しているということだ。
そう言えば、落語の「寿限無」という話の中に、「五劫のすりきれ」のフレーズが出てきていたなあ。
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