「は」の字日記
2018年3月17日土曜日
サクラ
写真は梅だが、桜の花の開花が話題になってきている今日この頃である。
さて、「サクラ」の語は有史以前からあり、「語源」があるのかどうかも不明であるという。
以下の説はよく知られるそうだ。
春に里にやってくる稲(サ)の神が憑依する座(クラ)である。これは天つ神のニニギと木花咲耶姫の婚姻の神話によるものが出どころ。
「咲く」に複数を意味する「ら」を加えたものとされ、元来は花の密生する植物全体を指した。
富士の頂から、花の種をまいて花を咲かせたとされる、「コノハナサクヤヒメ(木花之開耶姫)」の「さくや」をとった。
サクラを意味する漢字『櫻』は元はユスラウメ意味する文字で、『櫻』の字は「首飾りをつけた女性、もしくは首飾りそのもの」を意味する『嬰』に木偏を付けたものであり、ユスラウメの実が実っている様子を指した漢字であるという。日本にユスラウメが入ってきたのは江戸時代後期頃のため、日本では『櫻』の字はサクラに転用されたということである。
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