今年の写真展のコンセプトである。
自分が古典を教えている国語の教師であるゆえ、身近にある「古語」、そしてその中でも「形容詞」を写真にしてみることにした。
しかしながら、これがまた厄介であり、思いつくままに「古語の形容詞」を並べてみても、それを写真に繋げることが、なかなか難しいのである。
自ら決めたこととは言え、最初は「後悔しきり」だったのである。
まあ、やり出したからにはもう後戻りはせぬと腹をくくり、取り敢えず八つの形容詞を決めてみた。
最初の形容詞は「かしこし」、意味は「畏れ多い」。自然の霊力や威力に対して畏怖するという原義から才能どがけた外れに勝っている者を恐れ尊敬する意味だという。
毎年訪れている札幌の郊外に「頭大仏」という不思議な大仏がある。大仏を覆う建屋はあるのだが、そこには屋根はなく、外から見ると頭だけ突き出ている。
本来は霊園における「仏様」なのだろうが、実際には宗教的な「仏様」というよりも、観光地の目玉の役目を果たしているようだ。
まあ、これも立派な霊力なのかも知れぬ。
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