ウィキペディアによると、「古今伝授」とは勅撰和歌集である『古今和歌集』の解釈を、秘伝として師から弟子に伝えたものである。
狭義では、藤原俊成・定家の嫡系子孫である御左流二条家(二条派)に伝えられたもの。さらなる狭義では、二条家断絶後、二条派の東常縁(とうのつねより)から宗祇に伝えられ、以降相伝されたものを指す。
とある。
つまり、「古今和歌集」は日本初の勅撰和歌集である。(勅撰和歌集とは天皇命令によって編纂されたという意味で、905年醍醐天皇の命を受けた紀貫之ら4人の撰者いより著された歌集。)しかし、成立後100年も経つと歌の本文や解釈に疑問が生じ、様々な解釈が行われるようになった。
そこで解釈を統一しようと考えられたのが「古今伝授」である。
「文学作品は作者の手から離れると一人旅を始める」という観点から考えると、様々な解釈があっても良いと思うのですがね。
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