2022年10月10日月曜日

大舞台

朝のうちは気温が低かったのであるが、日中はだんだん温度が上がっていくようであった。

最近、気になっている言葉に「大舞台」の「読み」がある。ワタシは古い人間ゆえ、「ダイブタイ」と読んでしまうのだが、どうも最近の流れは「オオブタイ」のようである。

これについて調べてみると、「NHK放送文化研究所」は次の見解を示している。

「大舞台」の従来の慣用的な読みは[オーブタイ]で、歌舞伎などの古典芸能ではこの読み方が定着しています。しかし、放送で多く使われる「晴れの場」「活躍の場」という意味の「大舞台」は、[ダイブタイ]という人がかなり多くなってきています。

このため、放送での読みは・・・古典芸能の場合は、 ○[オーブタイ]×[ダイブタイ]とし、スポーツなど晴れの場、活躍の場では(1)[ダイブタイ](2)[オーブタイ]としています。

昭和63年と平成3年に行った調査で、「ダイブタイ」と読む人が8割近くいたことなどから、第1121回放送用語委員会(平成5年)で審議し、「活躍の場」の意味では「ダイブタイ」、古典芸能の場合は「オーブタイ」と、意味による読み分けをすることにしたのです。しかし、近年「大舞台」という語がかなり使われるようになった結果、「オーブタイ」が伝統的な読みであり、「ダイブタイ」は誤用であるという意識が広がりはじめ、放送で「ダイブタイ」を使うと「オーブタイ」の間違いではないか、などといった問い合わせを多く受けるようになりました。また、国語辞書も、「ダイブタイ」の読みを載せている辞書はありませんでした。そこで、第1275回放送用語委員会(平成17年)で、再度検討し、推奨の読み方を「オーブタイ」に戻すことにしたという経緯があります。

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