夏目漱石はこの評論の中で「日本は明治維新後、急激に西洋文化の影響を受け、外発的に開化してしまった。」と言い、さらに「現代日本は、すでに外発的な開化の上に文化を築いてししまっている。この上もはや引き返すことは無理で、皮相上滑りに滑って行くほかはないが、それが本来の開化ではない以上、神経衰弱にかからない程度において、内発的に変化していかなければならない。」という。
つまり、「ワレワレは外国からの影響で開化した以上、政治・経済・思想・文化等すべてにおいて、これからも外国の影響を受けざるを得ない」のだろう。
昨今の世界情勢から受ける「日本経済の狼狽え」などを考えると、漱石の言った「内発的に変化」することなど、まだまだ難しいのかも知れぬ。
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