2025年8月25日月曜日

You’d Be So Nice to Come Home to


ジャズの曲名には、なかなか複雑なものがあって、有名なスタンダードにも「世紀の誤訳」と云われているものもある。

You’d Be So Nice to Come Home to 
「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」がそれだ。

この曲は映画”Something to Shout About”の主題歌として1942年に作曲された。コール・ポーターの作詞・作曲で、米国では1943年、ダイナ・ショアが歌ったRCA盤がヒットした。

日本では1952年の録音したヘレン・メリルのアルバム(クリフォード・ブラウンがトランペットを吹いている超有名盤なのです)が大ヒット。「帰ってくれたらうれいしいわ」という邦題が付けられた。しかしこの邦題は、どうやら「歴史的な誤訳」らしい。

誤訳の邦題を付けたのはタレントの大橋巨泉氏で、極めて短く分かりやすいのであるが、最近の邦題は「誤訳」を排除して、長いカタカナ表記となったとある。

以下ウィキペディアによると

原題は、コール・ポーターらしいとも言えるが、英語文法的にはかなりまわりくどい表現となっている。

日本語訳する際に問題となりやすいのは最後の「come home to」の「to」である。これはTough構文と呼ばれるもので、文頭の「You」が「come home」の目的語になっている表現であり、原題を言い換えるならば「It would be so nice to come home to you.(あなたのいる家に帰って行けたらなんと素敵なことだろう)」となり、家に帰るのは「あなた」ではなく「私」である。

忠実に日本語訳しようとすると上記のようになるのだが、邦題の「帰ってくれたらうれしいわ」は「歴史的な誤訳」とも評される。この邦題の場合、家に帰るのは「私」ではなく「あなた」ということになり、意味が逆になっている。この邦題は、大橋巨泉がつけたものだが、後に大橋は、間違った愚かな奴がいると、翻訳の誤りを何度も語っている

「誤訳」ではあるが「帰ってくれたらうれしいわ」の方が、何となくインパクトはあるなあ。




 

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